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いよいよセ・パ交流戦開幕 ~プロ野球人気を考える~ [野球]

ちょっと長いタイトルになってしまいましたが・・・
明日から、日本のプロ野球はセ・パの交流戦が始まります。

今年で5年目を迎える交流戦ですが、
過去の4年間は、全てパのチームが優勝しております。

2005年 千葉ロッテ
2006年 千葉ロッテ
2007年 北海道日本ハム
2008年 福岡ソフトバンク

上記のうち、2005年のロッテと2007年の我がFsは、
そのままの勢いで、リーグ優勝・日本一・アジア一を果たしています。

まぁ、昨年のソフトバンクを除けば、交流戦の戦いぶりが、
そのままシーズンを左右する結果となっている事を考えると、
各球団とも、これからの1ヶ月が大切となるのでしょうね。

我がFsは、いきなりホーム・札幌ドームにて巨人を迎え撃つ。
セ・パ首位同士のぶつかり合い。

長打力の巨人か、繋がる打線のFsか。。。
また、Gの小笠原・マイケル・工藤とFs優勝経験メンバーがどのようにFsに向かってくるか。
こちらの二岡・林も、今のところ本調子ではないが、古巣相手に本来の力を発揮出来るのか?
楽しみは尽きませんね。





まぁ、そんなことを考えていると・・・
天邪鬼な私は、交流戦とその開催に至る経緯への疑問、またプロ野球の現状に対する
憂いばかりが、頭の中を駆け巡るのであります・・・(^^;


交流戦の開催が決定したのは、2004年のこと。
折りしも、オリと近鉄の合併に端を発した、球界再編問題で大揺れに揺れていた年でした。
上記2球団の合併の経緯に関して異を唱えた選手会が、日本球界史上初めてストライキを
敢行したことは、まだ記憶に新しいですね。

そのストライキによる、客離れを憂慮したこともあり、一部に強硬な反対者がおりましたが、
セパの交流戦を翌年から始めることとなったわけです。
ちなみに、MLBで行われている交流戦(インターリーグ)も、ストがきっかけでした。

日本の交流戦自体、今のところは問題こそ数々あれど、
一定の成果を収めているようには思われます。

各球場のは、今年も多くの野球ファンが訪れることでしょう。
交流戦がスタートした2005年もそうでしたが、WBC優勝効果も手伝い、
各チームの観客動員数を見る限り、まだまだ野球人気は安泰のようにも見受けられます。

しかし、巷では野球人気は下降線と言われ続けており、
一番の人気チームである巨人人気も凋落したとまで言われ続けて久しいわけです。



・・・なぜ?



私の勝手な見方で言わせてもらえれば、
巨人と阪神に原因があるんだと思います。

確かに両チームとも、毎年とんでもない数の観客動員を記録しています。
とても、我がFsでは太刀打ち出来ないほどの観客数であることは確かです。

しかしながら、両チームには”生え抜き”の大スターが存在しないのです。

以前書いた、このブログ
でも述べたのですが、一昔前はプロ野球選手が出るTV・CMと言えば、巨人・阪神の選手ばかりでした。

それが現在では・・・
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こんな状況です。

かつては、人気が全くないと言われたパリーグの選手(それも投手)ばかり。

私が子供の頃は、頻繁にONがCMに出まくり、
その後も原さんや江川氏、また阪神では掛布氏がCMで人気を博しました。
また、阪神時代の田淵氏に至っては、「がんばれタブチくん」というマンガが大人気に!
(西武に移っても、マンガは続きました)

プロ野球を代表するスターは、巨人と阪神から生まれることが相場だったはずです。

巨人~赤バットの川上→ミスターG・長嶋→世界の王→怪物・江川→若大将・原→ゴジラ・松井
阪神~初代ミスターT・藤村→ザトペック投法・村山→奪三振王・江夏→アーティスト・田淵→若虎・掛布
と言った具合ですね。

それが今では・・・
巨人の主砲と言えば、Fsから来た侍・小笠原。周りを囲むのは、ラミレス・李・谷といった外様。
投手陣の勝ち頭は、ヤクルトから獲ったグライシンガーであり、抑えは横浜から来たクルーン。

阪神の主砲と言えば、広島から来たアニキ・金本。また前後を打つのが広島時代からの弟分・新井。
投手陣も、ダイエーから来た下柳が不惑にして未だエース格である。

両チームとも外様が主力を占め、生え抜きの大スターが不在なのであります。


それに加えて、ダメージを与えたのが、この2人。

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日本を代表する2人の大打者が、海を渡り野球発祥の国で活躍する。
もともと、野茂が作った道筋ではありますが、この2人の流出と米国での活躍ぶりが
日本球界に対して、様々な功罪を作ったと言えるのではないでしょうか。

日本の野球ファンが長年夢見た、日本人打者のMLBでの活躍。
イチローは、MVP獲得を果たし、シーズン安打世界記録まで作り、今やMLBを代表する選手です。
片や、松井も記録こそ及ばないものの、超名門NYヤンキースの4番を張りました。

ONらにとって代わる大スターは、日本ではプレーしていないのです。
彼らの活躍は私もすごく嬉しいですし、応援しておりますが、
一方で日本球界が受けたダメージは計り知れないものとなった感があります。

日本を代表する巨人・阪神。
チーム人気はあれども、スター選手は米国や国内他球団というねじれ現象。

まぁ、巨人は原さんがそのことを憂いたのか、坂本を筆頭に若手を積極起用し、
実績も伴ってきているのが救いであり、
阪神も、絶対的守護神・藤川球児という素晴らしい生え抜きがいてくれますが。。。

ただ、阪神の場合は、生え抜きどころか、世代交代も思うように進んでいないのが
厳しいですね・・・。

赤星・鳥谷が頑張っているものの、歴史に残る大スターとまでは考えづらい印象です。



やはり、この2チームには、何とか生え抜きの大スターを早急に創り出して欲しいものですね。

ただでさえ人気があるチームに、とてつもない大スターが君臨している。そして、とにかく強い。
それに向かって、他のチームが戦いを挑む。
その図式が、古くからのオッサン野球ファンには自然に映るのです。。。


ただ、一方では地方定着・密着という、過去には考えられなかった現象も起きています。

私が住む北海道は、すっかりFs一色です。(あれほどいた巨人ファンは、いずこへ・・・)
仙台を中心とした東北には楽天が定着。マー君・岩隈の2大スターもいます。
かつて西鉄が存在した福岡は、ダイエー~ソフトバンクが大人気のようです。
福岡どころか、九州全般をカバーしておりますしね。
ロッテや西武も地域密着を図り、一定の成果を得ているようです。

そういった意味では、巨人人気が落ちたというより、保護地域内(東京・首都圏)での人気に
限定されたという見方のほうがいいのでしょうか。。。

MLBにおける、ヤンキースやレッドソックスだって、人気球団ではありますが、
全米すべてで人気なわけではないでしょうからね。
巨人や阪神の場合は、ビジターであろうが、満員近くにしなくちゃならない雰囲気がありますが、
ヤンキース・レッドソックスは、ビジターであれば、結構観客数が少ない試合も見受けられます。

米国のように、その地域地域で人気のある球団が存在してきたわけですから、
地域の野球熱が、日本全国に及ぶように我々ファンがしていくべきなんでしょう。


ただ、やはり巨人・阪神の選手はTVで見て、すぐに「あっ、〇〇選手だ」と野球に詳しくない人でも
わかるくらいだと、もっと盛り上がると思うんだよなぁ。。。

そして、投手ではなく、毎試合出るバッターの大スター出現に大いなる期待をします。

私達が子供の頃、
「背番号は1か3!」「打順は3番か4番でサードかファーストを守りたい!」
って争ったわけですが、今はそういう選手がいない。

出でよ!日本球界の大スター!




そういえば、君達はどうしたんだ・・・
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本来なら、君達が巨人・阪神の大スターになっていなければいけなかったのに・・・。

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jp@

週刊ダイアモンド 2008/8/2号
スポーツ&マネー 丸ごとランキング
ぴあ総合研究所データによる2007年度プロ野球観客動員数

   大本営発表平均  ぴあ総研   水増し数    水増し度
 
阪神      43669人   33,317     10352      131%
巨人      40436人   27,107     13329      149%
ソフトバンク 32044人   22,567      9477      141%
中日      33202人   22,417     10785      148%
日本ハム   25459人   18,045      7414      141%
ロッテ     21645人   15,214      6431      142%
横浜      17111人   11,546      5565      148%
ヤクルト    18517人   11,436      7081      161%
楽天      15519人   10,258      5261      151%
広島      15681人   *9,768      5913      160%
オリックス   15794人   *9,067      6727      174%
西武      15817人   *7,762      8055      203%

NPB平均   24522    16542      7980      148
J1平均      -     19081      -        -
J2平均      -     *6521      -        -
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/wert-j/article/29
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3574792.html
by jp@ (2009-10-27 00:02) 

ll

■■■ プロ野球界の闇 メディアが一切報道しない観客動員の実態 ■■■


【ぴあ総合研究所データによる2007年度プロ野球観客動員数】

    大本営 ぴあ総 水増率
阪神 43,669 33,317 1.31% |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||///////////
巨人 40,436 27,107 1.49% |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||//////////////
孫鷹 32,044 22,567 1.42% ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||//////////
中日 33,202 22,417 1.48% ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||///////////
日公 25,459 18,045 1.41% |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||////////
朝鮮 21,645 15,214 1.42% ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||///////
横浜 17,111 11,546 1.48% ||||||||||||||||||||||||||||//////
乳燕 18,517 11,436 1.62% ||||||||||||||||||||||||||||///////
楽天 15,519 10,258 1.51% |||||||||||||||||||||||||/////
広島 15,681 09,768 1.61% ||||||||||||||||||||||||//////
檻近 15,794 09,067 1.74% ||||||||||||||||||||||///////
西武 15,817 07,762 2.04% |||||||||||||||||||////////
―――――――――――――
全体 24,575 16,542 1.49% |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||////////
by ll (2009-10-27 00:03) 

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