おじさんは、やっぱり80年代が好きです…(^^; その3 [80's J-POP]
ここ数日、私が暮らす北海道もようやく天気が良くなってきた。 ただでさえ、北海道は夏が短いのに、こう毎日ジメジメしているんでは、たまったもんではない。
そんな滅入りそうな気分をスカッとさせてくれる、 ゴキゲンな80'sアーティストの事でも書いてみようかなと。
その名は・・・「RED WARRIORS」
何回か解散・結成・活動休止を繰り返しているのだが、私が実質の活動期間と捉えているのは、 1985年~1989年の間だけである。
レベッカ結成時の中心人物であった”シャケ”こと木暮武彦が立ち上げ、 ボーカルは、今やバラエティ方面で有名になってしまった”ユカイ”こと田所豊である。 (現:DIAMOND☆YUKAI)
まさにロックンロールの王道という表現が相応しいバンドであろう。
私がガキだった頃、頭の固い大人がよく言っていた「ロック=不良」という古典的な図式。 80年代の音楽シーンにおいて、この図式が一番ぴったり当て嵌まるのが、 RED'S(ファンはこの愛称で呼んでいた)であったと私は感じるのである。
今でこそ、バラエティ番組では不思議キャラで売っているボーカルのユカイだが、 バンド活動期は、とにかくトンガリまくりのビッグマウス野郎で通っていた。 あの当時のシャケやユカイ達が醸し出す不良っぽさを例えて言うなら、 正面から歩いてきたりしたら、典型的に完全に目を合わせたくないタイプという感じだろうか(笑)
だからといって、”ヤンキー”と言われる部類が持つ、ある種の野暮ったいものではなく、 ”カッコいい”不良だったのである。
曲の印象も、そのまんま。とにかく”カッコいい”のである。 「ロック」という言い方より「ロックンロール」という表現の方がしっくりくる。 基本的には、メロディアスでゴージャス感溢れる、古き良きロックンロールナンバーが多い。
「バラとワイン」や「CASINO DRIVE」なんかは、その典型か。 シャケの曲作りのセンスとユカイのパフォーマンスが相まって、めちゃゴキゲンなのである。 60~70年代のアメ車のオープンカーに乗りながら聴く、 ってシチュエーションがまさにお似合いな印象だろうか。
また「バラとワイン」に関しては、ホーンセクションをアレンジに加えた 「Wine&Roses♯2 -Club Version-」というものがあるのだが、 あたかも70年代辺りのアメリカのクラブで流れているようなカッコいい曲となっている。
そんな中でも、私が一番好きなのは、RED'Sのナンバーの中では定番中の定番である 「ルシアン・ヒルの上で」である。
この曲は、上記の2曲とは違い、切なさと哀愁漂いまくりの曲である。
この曲のバックボーンとなっているのは、シャケとNOKKO(レベッカ)の思い出らしい。 前述の通り、シャケはRED'Sを結成する前に、レベッカを立ち上げているのだが、 そのデビュー前にシャケとNOKKOが2人でアメリカで暮らしていた時の事を曲にしたとか。 (後に2人は結婚するのだが、3年程度で離婚してしまう・・・)
その時の切ない思い出のようなものが、詞と曲に込められていて、 聴く側のハートに響く楽曲となっている。
このところ、改めてじっくり聴いてみたのだが、全く色褪せた印象を受けない。 2003年以降、活動休止となったままだが、是非とも再活動をして欲しいと思うのだが・・・。
コメント 0