おじさんは、やっぱり80年代が好きです・・・（＾＾；　その5：DRIVING　メタBODY：SSブログ

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おじさんは、やっぱり80年代が好きです・・・（＾＾；　その5　[80's J-POP] [編集]

寒い。

暦は、もう春なんだが、私が住む札幌は春まだ遠しといった感じだ。

こんな寒い時は、ご機嫌な音楽でも聴いて身体を暖めましょう！

って事で、また私の好きな80年代J-POPシリーズの第5弾を。

今回、ご紹介するのはこの人・・・

久保田　利伸！

いやいや、やっとこの人に触れる事が出来た。

音楽の嗜好に関しては、あまりジャンルに拘りを持たずに、文字通り「音を楽しむ」事を心掛けてきた私だが、今までで一番衝撃を受けたのが、この久保田利伸との出会いだった。

あれは、私が大学に入ったばかりの頃（'85年）。。。

当時乗っていた、愛車TE71のカーラジオから流れてきた曲に思わず耳を奪われたのだ。

曲名は「It's　BAD」

そう、80年代を代表する男性アイドル「トシちゃん」こと田原俊彦の曲である。だからといって、そのトシちゃん本人の歌に耳を奪われたわけではない。（申し訳ないが、あの歌唱力ではねぇ～・・・苦笑）

今まで聴いたことのない歌声。そして、トシちゃん本人の曲とは、明らかに違うアレンジ。同じ曲なのに全くの別物に聴こえる。ものすごいいい曲だ。

『コレを歌ってる奴は誰だ!?』

それが、久保田との初めての出会いだった。

当時の久保田は、歌手デビュー前に作家契約をしており、前述の田原俊彦他、数々の歌手へ曲の提供をしていたのだが、趣味で作ったデモテープを関係者に配り、その中に入っていた「It's　BAD」がたまたまラジオで流れたのを、私は聴いたわけだ。（後に、そのテープは「すごいぞ！テープ」の名で、音楽業界を席巻する）

この「It's　BAD」に衝撃を受けてから、私は久保田の正式デビューをひたすら心待ちにした。

そして、翌年'86年に「失意のダウンタウン」で待望の歌手デビューを果たす。その3カ月後には、初のアルバムも発表。

勿論、私は即買いして、聴きまくった。

しかし・・・当初は、あまり売れなかった。。。

私の記憶では当時のJ-POPシーンにおいては、まだ日本人が歌うR&Bやブラックミュージックが浸透しておらず、前面にその色を打ち出してきた久保田は、異端扱いとなっていたようだ。

※佐野元春や山下達郎などが、その要素を入れた楽曲の発表を行ってはいたが、完全な男性R&Bシンガーとしては、久保田が初めてだと私は認識している。

彼がデビューしてからは、深夜の音楽番組でも彼のPVがよく流れており、私は悪友たちを麻雀をしつつ、それを見ていたのだが、彼のPVが流れる度に「久保田っていいよ～」と声高に叫んでも、皆の反応は薄かったのを憶えている。。。

だが、デビュー2年目には彼の人気に火がつき、シングル曲が月9の主題歌などにも採用され、一気に日本の音楽チャートの中心人物となるのだ。

もう、それからの活躍は言うまでもない。

ブラックミュージックの源流を辿って、アフリカン系な曲作りまで行ってしまい、ちょっとついていけなくなりそうになった時もあるが、今でも、彼のヴォーカル力と類稀なるリズム感はいつまでも健在のようだ。（一部では、S・ワンダーを思わせる声とまで言われているくらいだ）

現在のJ-POPシーンは、R&B・ヒップポップ系がすっかりヒットチャートの中心となっているが、その礎を築いたのは、間違いなくこの久保田利伸であろう。（平井堅など、久保田に影響を受けたと明言しているアーティストは多数いる）

そんな中で、私の一番お気に入りを挙げるならば、あえて1stアルバムの「SHAKE IT PARADISE」だろうか。

出会った時の衝撃度の強さが未だに残っているから。。。

今や名曲中の名曲として語り継がれている「Missing」や激しい打ちこみ系の「流星のサドル」といったところが収録されているが、それらの久保田初期の楽曲は、今聴いても全く古さを感じない。

気がつけば、今年でデビュー25年目を迎える久保田。

ニューヨーク在住となって久しく、日本の音楽番組に姿を現すことが少なくなったが、 1月にはシングル「Tomorrow Waltz」、2月にはアルバムも発表するなど、相変わらず精力的に活動しているのは嬉しい限り（＾＾）

寒さを吹き飛ばすノリの良さを求めるも良し。

暖かいコーヒーを飲みながら、ゆったりとしたスローバラードに浸るのも、また良し。

やっぱり"KUBOTA"は、何度聴いてもいいなぁ。。。

タグ：久保田利伸 80年代J-POP 日本R&B界の礎

2010-03-09 20:24 nice!(13) コメント(15) トラックバック(0)
共通テーマ：音楽

nice! 13

「LA・LA・LA LOVE SONG」が代表曲に思われがちだけど、私も初期の曲のほうが好きですね。
佐野元春や山下達郎とは趣きは違います。彼らはナイアガラ系。
by まっち (2010-03-09 22:46)

＞xml_xslさん
いつもnice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-10 01:44)

＞まっちさん
いつもnice!＆コメントありがとうございます（＾＾）
久保田初期の打ち込み系の曲には、いい曲がたくさんありますよね～。

ちなみに佐野元春は、ニューヨークに行った後、いち早くラップを取り入れたという点、山下達郎はドゥーワップを取り入れてるという点で、広義的には同系の要素もあると、私は評価しております。
by 銀狼 (2010-03-10 01:51)

懐かしいですね。。(^-^*)
私もよく聴きました～
当時は衝撃的でしたね。

っつーか、TE71お乗りだったんですか??　(^-^)

by キャラハン (2010-03-10 06:25)

＞キャラハンさん
いつもnice!＆コメントありがとうございます（＾＾）
またいずれブログで取り上げますが、最初の相棒はTE71でした（＾＾）
といっても、レビン・トレノではなく、スプリンターの四枚GTでしたが（＾＾；
by 銀狼 (2010-03-10 08:44)

＞がっちゃんさん
いつもnice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-10 09:26)