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<独善的Fs選手考~その6>負けない男・ダルビッシュ有 [北海道日本ハムファイターズ]

昨日、プロ野球コンベンションが開かれ、セパ両リーグの表彰選手が発表された。

我がFsからは、MVPにダルビッシュ、ベストナインはダル・信二・賢介・糸井・稲葉と                  大量の受賞者が選ばれることに。

残念ながら日本一こそ逃したものの、リーグ優勝を果たし、                               たくさんのタイトルホルダーを輩出したのだから、Fsファンとしても非常に嬉しい限り。

 

ちなみに、今年のコンベンションは、赤坂サカスにて開催されたようだが、                   まるでハリウッド並みに、選手達がレッドカーペットを歩く演出が。

慣れない雰囲気で、戸惑う選手もいたようだが、                                        この男には、バッチリのシチュエーションだったように思う。

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さすがは、ダルビッシュ(^^)

この男が醸し出す華やかさは、天性のものなんでしょうな。                             地味なイメージが強いFsにとって、彼のスター性はホントに貴重。                           

一級品のスター性を持ち合わせた上に、野球の方も一級品を飛び越えてしまった感がある。

大袈裟ではなく、私は2000年代最高の投手だと思っている。

ここで、ダルの年度別成績を。。。

年度   試合  勝利  敗戦  S  勝率   投球回  自責点  奪三振  防御率                2005年 14    5    5   0  0.500   94.1    37     52  3.53                      2006年 25   12    5   0  0.706   149.2    48    115  2.48         2007年 26   15    5   0  0.750   207.2    42    210  1.82         2008年 25   16    4   0  0.800   200.2    42    208  1.88                2009年 23   15    5   0  0.750   182.0    35    167  1.73              合  計 113   63   24   0  0.724   834.1   204    752  2.20              5年間で、リーグ優勝3回・日本一1回               

数字上でのタイトルは、2007年の奪三振と今年の防御率の2つだけだが、                         こうやって数字を並べてみると、改めてダルビッシュの凄さを痛感する。

私が特筆したいのは、勝率と防御率の2点。

5年間での勝率が0.724という高率なのだ。とにかく「負けない」投手である。                    特に、ここ3年は10以上の貯金を作っているのだ。                                    こいつが投げれば負けない、という存在がいる事はチームにとって物凄く大きいはずである。

そして、防御率も3年連続で1点台。                                             また、5年間の通算で2.20という驚異的な数字を弾き出している。

現代の投手不利と言われる野球界において、この数字には度肝を抜かれる。

まだ、プロ入りして僅か5年の投手なのに、(それも高卒すぐで)                                        これだけの安定感というのは、本当に「凄い!」の一言につきる。

 

ダルの凄さを示すために、他の投手の記録もあげてみたい。                             (高卒投手で、プロ入りから5年間の成績)

まずは、よく比較対象となる松坂大輔から。

年度   試合  勝利  敗戦  S  勝率   投球回  自責点  奪三振  防御率                1999年 25   16    5   0  0.762   180.0    52    151  2.60                      2000年 25   14    7   0  0.667   167.2    74    144  3.97         2001年 33   15   15   0  0.500   240.1    96    214  3.60         2002年 14     6    2    0  0.750    73.1    30      78  3.68                 2003年 29   16    7   0  0.696   194.0    61    215  2.83                 合  計 128   67   36   0  0.650  855.1    313    802  3.29              5年間で、リーグ優勝1回

次は、ダルのライバルである西武・涌井

年度   試合  勝利  敗戦  S  勝率   投球回  自責点  奪三振  防御率                2005年 13    1    6   0  0.143   55.1    45     57  7.32                      2006年 26   12    8   0  0.600   178.0    64    136  3.24         2007年 28   17   10   0  0.630   213.0    66    199  2.79         2008年 25   10   11   0  0.476   173.0    75    122  3.90                2009年 27   16    6   0  0.727   211.2    54    199  2.30              合  計 119   56   41   0  0.577   831.0   304    655  3.29              5年間で、リーグ優勝1回・日本一1回

松坂・涌井両投手共に、素晴らしい成績であるのは確かだ。                              二人とも投手として最高のタイトルである最多勝利にも輝いている。                        (松坂は1年目から3年連続!涌井も2007年と今年の2度。ダルは未受賞)

しかし、負けが混んでいる年があり、全体的な勝率は圧倒的にダルが上である。                 また、防御率でもダルより1点も多い結果に。                                      (だからといって、二人が悪いというわけではない。十分に凄い数字である)  

 

そして、もう一人は、桑田(元巨人→PIT)の数字をあげてみたい                                    

年度   試合  勝利  敗戦  S  勝率   投球回  自責点  奪三振  防御率                1986年 15    2    1   0  0.667   61.1    35     57  5.14                      1987年 28   15    6   0  0.714   207.2    50    151  2.17         1988年 27   10   11   0  0.476   198.1    75    139  3.40         1989年 30   17     9   0  0.654   249.0    72    155  2.60                1990年 23   14    7   0  0.667   186.1    52    115  2.51              合  計 123   58   34   0  0.630   831.0   284    617  2.83                 5年間で、リーグ優勝3回・日本一1回

桑田はダルと同じく、最多勝のタイトルこそ獲得していないものの、                            やはり抜群の安定感を誇っている。

 

ダルが上記3投手と比べて凄いのは、成績が下がることがない、ということだ。

3人とも、必ず途中で不振の年が存在するのだが、                                     ダルは5年目まで、ずっと安定した成績を残している事が凄い。

そして、プロ入りから5年の間で、チームが優勝した回数及び日本一になった回数も               桑田と同数であり、松坂・涌井よりもずっと多いのである。                                 それだけ、チームへの貢献度が高いと言えるのではないだろうか。。。

高校の実績でいけば、桑田・松坂というのは、史上1・2を争う著名な実力者であるが、              ダルは、現時点では、その二人を凌駕したと私は思っている。

 

文句のつけようがない程の大投手となったダルビッシュだが、                             問題は来年をどう乗り切るか、であろう。

しっかりとした数字を残した今年ではあるが、                                      大きな怪我もあった上に、終盤でかなりの無理を強いられた。

その影響が、来年に響くのか・・・

はたまた、超人的な回復力を発揮し、                                           何事もなかったように、例年通り若しくは例年以上の成績を収めるのか・・・

 

Fsファンとしては、後者であると思いたい。

日本シリーズで、改めて感じさせられたダルの存在感の大きさ。

Fsには、絶対に彼が必要なのだ。                                            勿論、他の投手にも更なる奮起をしてもらい、ダル並みの存在感を発揮してもらいたいが、           Fs随一の絶対的スターとして、Fsで選手生活を全うしてもらいたい。

私は、ただひたすらそれを望んでいる。

 

巷では、やれポスティングでMLBだとか騒いでいる奴もいるようだし、                           FAの権利も順調にいけば、あと3年程度だろうから、その時には騒ぎになるのだろう。

しかし、Fsには絶対に彼を手放すようなマネはして欲しくない。

経済的な事情もあり、FA権を持った選手に対して、強く引きとめをしていないFs。

河野然り、片岡然り、岡島・小笠原・藤井・・・                                    皆、出ていく事になっても、ドライな対応であった。                                   (まぁ、藤井はまだ出て行っていないが、本人がいたくないと言ってるしなぁ)

ダルに関しては、そうならない事を願いたい。。。

不世出の大投手になれる男が、大好きなFsにいる事が誇りなのだ。

 


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コメント 4

銀狼

>キャラハンさん
いつもいつもnice!ありがとうございます(^^)
by 銀狼 (2009-11-20 18:39) 

銀狼

>xml_xslさん
nice!頂きまして、ありがとうございます(^^)
by 銀狼 (2009-11-20 18:40) 

まっち

そういえば、ダルって負けませんよね。
過去に負けの少ない投手で思い浮かぶのは、巨人の斎藤とか、、、
西武に決まった工藤も比較的負けの少ない投手。
梨田監督も、ダルには、勝ち数よりも「貯金10」をかせいで欲しいと
言っていたのを思い出しました。
by まっち (2009-11-20 20:42) 

銀狼

>まっちさん
いつもいつもnice!&コメントありがとうございます(^^)

巨人の斎藤は負けませんでしたね~。
確か、通算の勝率で0.650を越えているはず。。。
ダルも、それくらいの記録を残して欲しいものです。
どうせなら、歴代一位に!
7割近くになるけど・・・(^^;
by 銀狼 (2009-11-20 21:24) 

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