SAMURAI 「戦」に敗北喫す･･･

あれから6時間ほど経過したが、まだ気分が悪い・・・

今日のサムライ達は、全くと言っていいほど良いところが見出せなかった。

キューバ戦の時と選手が入れ替わったんじゃないかと思うほどに、力が発揮されていなかった。

なぜ、こんな結果に？・・・どうしてこんな有様に？・・・

「これが国際試合のプレッシャーというものなんだよ」



・・・いや　それは違う


日本は「野球の国際試合」として臨んだ。
しかし、韓国は「国を挙げての戦」として臨んだ。


その意識の差が、今日の結果に結びついたとしか、私は思えない。

日本は、綺麗に野球をしようとしてなかったか？それで「戦」に勝てるのか？

初回の韓国の攻撃は、非常に泥臭かった。
何としても、日本より先に点を「奪う」というガムシャラさが滲み出ていた。

先頭打者が塁に出て、いきなりの盗塁。
初回から一塁へのヘッドスライディング。
セオリー無視だとか、奇策だとか、そこまでして・・・とか言う方もいらっしゃるでしょう。

でも、何だかんだ言っても、「戦」に勝ったのは韓国なのです。
今や、世界の注目を集めるダルビッシュを打ち崩すために、どんなことを言われようとも、
結果を恐れずに、己を信じて戦った結果が、今日の試合なのです。


片や日本はというと・・・

前回のビデオを見ているかの如く、奉重根の投球に凡打の山を築くばかり。。。

今日の奉重根は明らかに調子が悪かったはず。立ち上がりはダルと同じように
慎重になりすぎていた感があった。

にも拘わらず、サムライ達の刀は悉く獲物を捕らえる事が出来なかった。

セーフティーで揺さぶるなり、エンドランを仕掛けてみるなり、策を講じることは出来たはず。
サムライ達も、己の実力を信じて戦ったのであろう。
しかし、リーグ戦ではない以上、一戦一戦の結果が全てなのである。



ゲームセット後、韓国はまたしてもマウンドに太極旗を立てた・・・。
いや、あえてこう言わせてもらう。　立てやがった！

非常に腹立たしい行為である。明らかに日本に対する挑発と侮辱行為である。

が、しかし彼らにとっては、至極当然の行為なんであろう。
何と言ったって、「戦」に勝ったのだから。
敵陣を打ち破った証なのだから。



学生時代に受けてきた歴史教育の内容の違いが、こういった場面に影響しているのも間違いない。

日本では、第二次大戦中にアジア各国に対して行った行為を殊更に大きく取り上げることはしない。
韓国では、日本から受けた行為を脈々と各世代に伝え続けている。

戦争は知らなくても、日本に対して芽生える反骨心。
その想いを胸に、スポーツという戦場で戦いを挑んでくるのである。
日本とは明らかにモチベーションが違い過ぎる。

通常の国際試合と日韓戦を、もう同一線上で語るべきではないと思う。
VS韓国は特別なものとして捉えなければならないでしょう。

10年くらい前までなら、まだよかった。
「今回の韓国は、実力以上の力が発揮されていたね。」で済んだ。

しかし、もうそんな悠長な事は言ってられない。
実力が拮抗してきている現在となっては、モチベーションの差がはっきりと勝敗に現れていまう。

北京で金広鉉に受けた屈辱をバネに、今回の東京ラウンドではやり返すことが出来たではないか。
日本のサムライ達だって、そういう気概を持ち合わせているではないか。

ペトコ・パークのマウンドに立てられた太極旗をしっかりと目に焼き付けてくれ！
その屈辱を胸に、明日からは真の侍の姿を見せてくれ！


きっと、君達なら出来るはず。
我々は、日本野球の底力を信じています！





追記として・・・

今日のTBSの実況中継。非常に胸くそ悪いわぁ～

槙原と佐々木は、試合中ずっと原采配と城島のリード批判のオンパレード。
ダルの投球に対しても言いたい放題だったしね。

「開き直って、まっすぐ投げればいいんですよ」って・・・
じゃあ、お前らは、あの場面でそれが出来るんだな？
多少はメジャー経験があるからって、いい気になるなよ、佐々木。
完全試合やったことあるからって、調子のんなよ、槙原。

ああいう場面での、選手心理だとか悪い時の改善策だとかをもっと語れよ。
批判だけの解説なら、少年野球の選手でも出来るわ！


それに比べ、清原は一切批判なし。ただひたすら日本選手にエールを送ることに終始。
また、韓国選手でもいいプレイが出れば、素直に評価していた。
まだ不慣れな清原の方がよっぽど聞きやすかったわ！

TBSさん。明日から槙原と佐々木は外してください。
いっそのこと、桑田を呼んでKK解説ではどうですか？

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