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命賭けてまで・・・ [野球]
今日から、東京入りとなった私。
ここ数日、札幌でバタバタと仕事を片付け、慌しく飛行機に飛び乗ってきた。
齢40を越えて、この生活パターンはさすがにキツイものがあるなぁ（汗） しっかりと自らの体調管理に努めなければ・・・。
体調管理という点では、私のようなサラリーマンも何かと大変だが、 一番大変なのは、やはり身体が資本であるプロスポーツの選手達だろう。
そういう意味では、 今年はプロスポーツ選手が如何に壮絶な仕事であるかを痛感させられた年となったか。
先日、阪神の赤星外野手が突然の引退表明を行った。
まだ33歳。昨年もフル出場で3割を打ったバリバリの選手だった。
引退を決意した原因は、元から悪かった首の故障の悪化。 ・・・というような簡単なモノではなかった。
中心性脊髄損傷
あまり耳にしたことがない診断名だが、 部位を聞くだけで、大事に至るものである事は明白である。
引退会見で本人の口から出た言葉は、
「今後、悪化させれば不随になる可能性もかなりある」
「最悪、命の危険もあると言われて・・・」
あまりにも衝撃的な言葉が並んだ。。。
赤星と言えば、文句なしに日本球界を代表する名中堅手であり、 その実力は、かつて日米野球で対戦したオルティス（BOS）に、 「スーツケースに入れて持ち帰りたいくらいだ」と言わしめたほどである。
そんな素晴らしい選手を襲った悲劇の運命・・・
全力プレーをモットーとしてきた選手が、全力で出来なくなってしまったのだ。 プレーどころか、身体機能や生命の危険を伴うことにまでなってしまったのだ。
阪神球団から引退を勧められても、 ギリギリまで現役を続けられる方法を模索したようだが、辞める決断に至らざるを得なかった。
本人は大いに悔いが残っているだろうが、引退という英断は正解だったであろう。
プロスポーツの世界で良く聞かれる台詞として、 「グラウンドで死ねれば本望」というものがある。
しかし、それは絶対に違う！
それを強く思わされたのが、プロレス界の至宝・三沢光晴のリング上での殉死である。
格闘技の世界であれば、「リングの上で死ねれば本望」と言われていたが、 実際にそういう出来事が起きてみて、残ったものは”悲しみ”ばかりである。
自他共に認める三沢信仰者である私は、 忌まわしい出来事が起きた6月13日からしばらくの間、悲しみのどん底に落とされたものだった。
今や、日本球界一の人気球団と言っても過言ではない阪神の中でも、 トップクラスの人気を誇る赤星に、万が一の事があれば・・・
金本や新井らが頑張っているが、阪神ファンの方にとってみれば、 やはりバリバリの生え抜きである藤川と赤星に対する思い入れは、尋常ではないだろうから・・・。
三沢の件を経験した私としては、今回の赤星の断腸の思いの上での決断に拍手を送りたい。
そして、心から「お疲れ様でした」の言葉を送りたい。
また一方では、赤星の件は阪神以外の球団にとっても他人事ではないはずだ。
我がFsでも、今年はエース・ダルの怪我による離脱→奇跡的な復帰という出来事があった。
臀部の痛みを堪えながらの快投。 そして、後に判明した右手指の骨折も抱えながらの魂の投球。
あれだけの仕事を見せたダルには、敬意を表したいのだが、 この一件を単なる美談にして欲しくないと、改めて私は思うのだ。
本人の意志に任せるのではなく、球団・首脳陣が止めて欲しかった。
抱えている怪我の状態もそうなのだが、 そんな体調で万が一の事が起きたら、一体どうするつもりだったのか。
ダルが故障に至った原因といえば、オールスターでラミレスの打球が直撃した事である。
右肩を直撃するだけでも、大変な事なのだが、 あの打球が少しでもずれて、頭部にでも来たものなら・・・ まして、臀部の痛みなどで、身体の反応が鈍い時にあのような打球がまた襲ってきたら・・・
それこそ、生命の危機である。
日本のプロスポーツの世界では、 一昔前なら「少しくらいの身体の痛みなら、唾つければ治る」みたいな くだらない精神論が蔓延っていた。
ただ、今はもう違うだろう。
技術も道具も進化の一途を辿ってきているのと引き換えに、 プレーしている選手達には、もっと大きなリスクを伴ってきているという事を、 関係者には改めて認識して欲しい。
私の周りにいる、口の悪いサッカーファンやアンチ野球ファンは、
「野球って、楽じゃないか」 「試合に出ていても、休んでいる時間があるのは野球くらいだ」 「サッカーと違って、激しさがない」
などと、言い続けてきたものだが、この赤星の件やダルの件も聞いてどう思うだろうか？
楽なプロスポーツなどない。
激しくないプロスポーツなどない。
プロと名乗る人達は、 本当に自らの身を削り、自らの命を削る決意でプレーしているのだ。
我々ファンとしても、その選手達の決意をしっかりと受け止めながら、 彼らのプレーを堪能させてもらおうではないか。
ただ、選手達を支える関係者には、 この機会に、彼らをしっかり守ってあげる仕組み・制度作りを再考してもらいたい。
”命がけのプレー”には感動させられても、 ”命を削る・失うプレー”には至って欲しくはないのだ。。。
ご挨拶
ご来訪ありがとうございます。当ブログは、私『銀狼』が大好きなスカイラインなどの車ネタ・北海道日本ハムファイターズなどの野球ネタ・故 三沢光晴さんなどのプロレスネタ、そして我が歌姫である松田聖子を中心とした80年代J-POPネタと言った私自身の趣味を中心に展開する超独善的な内容となっております＾＾；
祈 サイ・ヤング賞受賞
二刀流 真価発揮の年に
今年は待ったなしだぞ・・・
BIGな二人＾＾
FOREVER...
てんてんさんに入れて頂きました＾＾
くーぺさんよりの頂き物。。。
＞xml_xslさん
いつもnice!頂きまして、ありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2009-12-12 01:26)
＞キャラハンさん
いつもnice!頂きまして、ありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2009-12-12 10:58)
一応、アマチュアスポーツのアスリートの端くれ(!?)である私に
とっても他人事ではないです。
幸いにも、今故障しているところ、痛いところはないですが、痛め
やすいところがあることは自覚しているので、気をつけるようには
してます。
そういえば７年前、高円宮様がスカッシュ中に倒れ、お亡くなり
になられたのはショッキングな出来事でしたね。
by まっち (2009-12-12 11:15)
＞まっちさん
いつもnice!＆コメントありがとうございます（＾＾）
スポーツを真剣にやればやるほど、身体のどこかに故障というリスクが
伴いますからね。。。
私は、一度だけ遊び程度で、スカッシュを経験したことはありますが、
ホントにハードだったという印象があります。
狭いコートで前後左右に急激な動きを要するものでしょうから、
足腰にかかる負担はすごいでしょうね～。
by 銀狼 (2009-12-12 23:46)
＞釣られクマさん
nice!頂きまして、ありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2009-12-12 23:47)
＞miruさん
nice!頂きまして、ありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2009-12-12 23:50)
＞ほりけんさん
nice!頂きまして、ありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2009-12-12 23:50)