納得出来んぞ！

いきなりタイトルが怒りの表現となってしまったが・・・

 

 

私は、ある話題を耳にして以来、ここ数日ずっと憤りを感じている事がある。

人によっては「そんな事くらいで、目くじらたてんなよなぁ」って事かもしれないのだが、　　　　　　　　　　　　　　　　私にとっては、ちょっと許しがたい出来事が起きてしまったのだ。

 

 

日本マンガ界不朽の名作である『あしたのジョー』が　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　来年の春に、実写にて映画化される事となったそうだ。

 

 

正直なところ、私はあまりマンガを読まない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なぜだか、中学2年あたりから殆ど読まなくなった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

だから、私の年代で流行した「ガンダム」であるとか「北斗の拳」の内容も　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　未だによく知らないくらいだ（＾＾；

でも、そんな私がトコトン嵌りに嵌ったのが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この『あしたのジョー』なのである。

プロレスを中心として、格闘技全般が好きな私なのだが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マンガに関しては、「タイガーマスク」よりも『あしたのジョー』への思い入れが深い。

 

 

もちろん、この作品は私のみならず、全国にコアなファンが多数いらっしゃる。

単なるマンガを超えて、ある種の伝説化をしているような側面を持つ作品、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と言っても過言ではないだろう。

何たって、マンガの一キャラクターがストーリーの上で亡くなった（もちろん力石徹のこと）だけで、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実際に葬儀が行われたなんて、この『あしたのジョー』くらいだろう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それも、発起人は著名な作家であった故・寺山修司ときたもんだ。

 

 

それだけの作品だからこそ、実写化はしてほしくなかった。。。

※実際には、1970年に石橋正次主演で実写映画化されているのだが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その当時は、まだ週刊少年マガジンに連載中であって、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今のように神格化までは至っていないため、ファンも許容したのであろうか。

 

それも、矢吹丈を演じるのが、ジャニーズの人間だとは・・・（-。-；）

山Pこと山下智久（NEWS）

確かに、ジャニーズ軍団の中でも、比較的クールなキャラで売っているようだし、　　　　　　　　　　　　　　　　　聞くところによると、プライベートでボクシングを習っているらしいので、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それなりの恰好はつくのかもしれないが・・・

 

違うだろう～！！！

全然、違う！！！

 

こうして比べてみても、綺麗で甘い。マスクが甘すぎるわぁ。

山下に泪橋の情景はそぐわないって。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

ってか、矢吹丈を演じられる俳優は、誰一人いないでしょ～。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　声だけなら、もちろん「あおい輝彦」以外いないのだが。

 

あの世界観は、二次元の世界だから出せるのであって、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　無理やり三次元にしてもダメだってさ。

クールなキャラクターだけじゃダメなんだって。

あの矢吹丈が持つ、独特の”陰”や”凄み”を実写で表現しようったって無理。

オスカーとるくらいの俳優がやったって無理。ダメなものはダメ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（まぁ、オスカーとる俳優は外国人がほとんどだから、合わないのは当たり前か　苦笑）

 

ちなみに、他のキャストで決まっているのは、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　丹下段平役の香川照之だけらしいが、これもどうかなぁ～・・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（彼も大のボクシング好きらしいが）

まだ、力石徹役は決まっていないようだが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この力石役の俳優によっては、ファンが暴動を起こしかねないぞ（苦笑）

いや、マジでホントにさ。

なぜ、真樹日佐夫や梶原一騎の遺族が実写化を許したのか理解に苦しむよなぁ。。。

 

 

 

この『あしたのジョー』実写化の他にも、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　このところジャニーズ軍団がメディアを席巻しまくっているのが、妙にひっかかる。

今年の暮れに公開予定の『宇宙戦艦ヤマト』の実写映画化でも、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　主人公・古代進役はキムタクだし。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（これも、違うだろう～！）

また、以前に実写でTVドラマ化された『こち亀』も、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　両さんの役は、香取慎吾だったし。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（両さんはずんぐりとした体形のはずが、やたら長身になってしまった）

 

その他に、先日幕を閉じたバンクーバーオリンピックの中継でも、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャニーズをメインキャスターに起用する局が多かった。

日テレ→桜井　翔（嵐）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　TBS→中居　正広（SMAP）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　テレ東→井ノ原　快彦（V6）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　尚、フジはタレントを起用しなかったが、レギュラーでスポーツ番組をやっているせいで、　　　　　　　　　　　　　　国分　太一（TOKIO）が出ているのも目立った。

 

 

なんか、ここまで露骨にジャニーズづくしなのは、どうかと思うんだが・・・

他にも、いいタレントはいっぱいいるだろうに。

 

 

おっと、すっかり横道にそれてしまったな。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今この記事を書きながら、ふと思ったのだが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この時期に『あしたのジョー』を映画化する意味は何なのか？が見えてこないようにも思える。

単なる山下プッシュのために、伝説の作品を使うのならやめて欲しい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　女性人気をあてこんで、山下を起用するんなら、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もっと他に似合う作品があるはずだ。

山下云々は別としても、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『あしたのジョー』を実写で映画化したい、と思っている人がいたのなら、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その人は、あんまりこの作品に思い入れはないんだろうな。

思い入れがあったら、伝説化にまで至った作品イメージを考えれば、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実写化なんて考えもしないはずだ。

前述の『宇宙戦艦ヤマト』であれば、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　キムタク起用で原作やアニメとのイメージの乖離があっても、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最新のCG技術を取り入れての新しいヤマトのイメージ作りが出来るかもしれない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

しかし、『あしたのジョー』においては、あの世界観を崩してはならない、と私は思っている。　　　　　　　　　　　　　　　変に現代風にアレンジしてしまっては、『あしたのジョー』をやる意味がなくなってしまうはずだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

私が、ここで書いた内容は暴論かもしれない。

でも、私なりの思い入れがあるからこそ、今回の映画化は到底納得出来るものではないのだ。　　　　　　　　　　　　だからこそ、批判を承知でこの事をブログにあげたのだ。

 

とにかく、何度イメージを興してみても、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やさぐれて荒くれ者だったジョーと甘く綺麗な顔立ちでさわやかな山下とが合致しない。

山下流に仕立て上げた矢吹丈は要らないのだ。

 

 

誰にも演じられない存在こそが、矢吹丈なのだから。

 

タグ：山下智久 あしたのジョー 実写化でイメージ壊れる危険性 ジャニーズ　メディアを席巻し過ぎ 矢吹丈の三次元化は無理

コメント 16

300nice!おめでとうございます（＾＾）。
私もジャニーズ勢が幅を利かせ過ぎだと思います。
香取の「こち亀」もワンクールで終わるだろうと思って、ほとんど見ませんでした。実際、たまに見ても面白くなかったし（爆）。
丹下段平役の香川照之は今、「龍馬伝」の岩崎弥太郎役で手一杯のはずなんですがね。
by まっち (2010-03-11 18:37) 

＞まっちさん
いつもnice!＆コメントありがとうございます（＾＾）

私は、別にジャニーズが嫌いなわけではないんですが、
ここまで来ると、ちょっと行き過ぎの感がありますよね・・・。
by 銀狼 (2010-03-11 20:55) 

＞xml_xslさん
いつもnice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-11 20:55) 

＞ほりけんさん
いつもnice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-11 20:56) 

＞キャラハンさん
いつもnice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-11 20:57) 

＞kakasisannpoさん
いつもnice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-11 20:58) 

　さあぁんどおぉぉ～ばあぁっくにぃぃぃ～
　うぅかぁんでえぇぇ～きえぇえるぅぅぅ～……
　
　あ、す、すみません！これも良くカラオケで……(-_-;)ゞ
　
　私は、テレビアニメの方が原作コミックよりおもしろい、と感じたのが「明日のジョー」唯一なのですが、（「デビルマン」は、先にテレビアニメの方を視てから永井豪の原作コミックを視てしまったものだから、ぶっとびましたが）実写版の明日のジョーは無視した方がよさそうですねぇ(ーー゛)
by ku-chan (2010-03-11 21:51) 

必殺シリーズが好きなのですが・・・必殺仕事人2009はやはりジャニーズに占領されていましたねぇ～・・・チャント基本を抑えていて、それなりに面白かったですけど・・・
あしたのジョーは「あの時代感」をしっかり描けないと滑りまくるでしょうねぇ～恐くて見られませんねぇ～思い出のままにしておくのか吉・・・ですかねぇ～
by 八丁掘 (2010-03-11 22:33) 

＞DASさん
いつもnice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-11 23:16) 

＞ku-chanさん
いつもnice!＆コメントありがとうございます（＾＾）

実は、私も「あしたのジョー」by尾藤イサオは十八番なんですよ～♪
ku-chanさんと同じく、私もテレビアニメの世界観に惹かれた一人です。
あの出来栄えの素晴らしさを思えば思うほど、実写化はやめて欲しいと
願うばかりです。。。
by 銀狼 (2010-03-11 23:19) 

＞八丁堀さん
いつもnice!＆コメントありがとうございます（＾＾）

必殺シリーズがお好きとの事で、もしかすると八丁堀さんのHNは
必殺からとったものなんでしょうか？（＾＾）
私も、藤枝梅安に嵌って以来、よく観ておりましたが、
東山や松岡が出てきてから、すっかり観なくなってしまいました（＾＾；

八丁堀さんの仰る通り、「あの時代感」が出せなければ、
最悪の駄作になる危険性大だと思います。
by 銀狼 (2010-03-11 23:22) 

＞shinさん
いつもnice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-12 14:50) 

＞c_yuhkiさん
いつもnice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-12 14:50) 

＞がっちゃんさん
いつもnice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-12 14:51) 

＞nobu-taさん
いつもnice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-12 14:52) 

＞ユーフォさん
nice!頂きましてありがとうございます（＾＾）
by 銀狼 (2010-03-13 10:59)