SSブログ
くーぺさんよりご提供^^ (くーぺさんのブログはこちらから^^) r34-2-01.gif

我が相棒達の回顧録②~R33GT-R [SKYLINE]

平成10年3月14日

この日は、私にとって一生忘れる事の出来ない日である。

その理由は・・・

 

 

 

私がガキの頃から抱いていた                                                   『GT-Rのオーナーになる!』という悲願を達成した日だからなのだ。

R33GT-R 大魔神①.jpg

これは、以前撮った写真のスキャンなので、画質荒いです。おまけに撮影の腕も悪いし・・・^^;                                                私も、少しはロケーションとか考えて撮りゃあいいのになぁ~^^;

 

ちょっと、コイツを相棒にするまでの経緯を振り返ってみたい。。。

 

当時の私が乗っていた相棒は、シビックフェリオSiR。                                 平成5年春に新車で購入したのだが、私の扱いが荒かったせいもあってか、                   さすがに傷みが激しくなってきていた。

そこで、「もうそろそろ5年経って、2回目の車検も来るし買い替えるかなぁ~」               と考え、平成9年の年末辺りから次の候補探しを始めることに。

その時点での候補車は2台。

一台は、R32のGTS-4。                                             もう一台は、BD型レガシィRS。

2台とも中古なのだが、以前からちょっと気になっていた2台。                                  

R32のGTS-4は、出た時からの憧れ。                                           R32が出た当時、私は社会人になって間もない若造のため、                              GT-RどころかGTS-4すら買える財力などあるはずもなく、                                  買えるチャンスをずっと窺っていたのだ。

レガシィに関しては、一度はフラットエンジンに乗ってみたい、                              という思いから候補に挙げることに。                                           友人のレガシィに乗せてもらって、                                               その回頭性の良さにほれ込んだことも理由の一つであった。

 

しかし、GTS-4の方は年式が古くなってきていることもあり、                              いいタマがなかなか見つからない。

レガシィであれば、それなりにタマはあったので、                                    春に向けてレガシィを買う方向で決めようとしていた。

しかし、そんな矢先にちょっと私にいい話が舞い込んできたのだ。

 

 

 

その年の会社の売り上げ高が過去最高を記録し、                                      私自身の営業成績も良かったため、会社から決算賞与が出る事となったのだ。

金額を聞いてみると、予想以上の額を貰えることに!

 

その時点で、私の中の悪魔が囁き始めた。。。

『これくらいの額を貰えるなら、GT-Rの頭金になるんじゃね?』

ムフフ・・・^^v

 

そこで、私は隠密行動に出ることに。

 

実は、当時心の底から欲しかった車が出ていたのだ。。。

NI_S055_F002_M001_1_L.jpg

GT-R オーテックバージョン 40th アニバーサリー

 

このブログでも何度か触れたが、                                                  私をスカイライン好きに導いたのは、箱スカの4枚に出会ったことがきっかけであり、          「出来れば4枚のGT-Rが出てくんないかなぁ~」と思い続けていたら、                         R33となってから期間限定で出てしまったではないか!

もう、私の頭の中は、すっかりR33・4枚GT-R一色となった^^;

 

仕事をサボって、プリンスのディーラーへ出向き見積もりをとる。

詳細までは覚えていないが、諸費用込で総額590万くらいだったか・・・

「うぇ~!高っけ~!」                                                       なんて思いながらも、その見積もりを片手に、とある金融機関へ融資の相談へ向かう。

もう気持ちはワクワクが止まらない状態だったのだが、                                  その金融機関の窓口の人の一言で、一気にクールダウンさせられるはめに・・・

 

「お客様の年収では、これだけのローンを組むことは出来ないです」

・・・(-。-;

 

 

すっかりテンションの下がった私。

しかし!天は私を見放さなかったのだ(ちょっと大袈裟だな 苦笑)

 

 

その日の夕刊に載っていた、とある中古車屋の広告に思わず目を奪われた。

平成9年式 GT-R(標準型) 走行9.400kmという上玉があったのだ。

金額的にも、ギリギリで手が届きそうな範囲。                                        希望の4枚ではなかったが、1年落ちのタマなんてそうそうなかったので、                       早速、翌日にまた仕事をサボって見に行くことに^^;

現物を対面してみると、あまりのモノの良さにすっかり惚れてしまった私。

RS-Rのダウンサス、NISMOのマフラーとCPU、カロッツェリアのコンポがついており、          もちろん外装も綺麗。本州モノ(三重県だったか?)なので、シャーシの傷みもない。                     (道内モノだと、冬に融雪のため撒く塩カリのせいで錆が出てくる)

 

一応、悩む素振りを見せたものの、私の腹は決まってしまった。

『コイツを買う!』

 

そうして1週間後に、我が家へ契約書を持ち帰った私。

勿論、家族にGT-Rを買う相談なんて全くしていない。                             頭ごなしに反対されるのは目に見えているわけで。。。

 

唐突な契約書の提示に、唖然とされ、激怒されたものの、                                 1週間の間に、イニシャルコスト・ランニングコストの詰めを行い、                            支払い計画をしっかり立てておいた私は、一気に説得を果たす!

というか、強引に捻じ伏せたという表現の方が正しいかな・・・^^;

 

 

こうして、冒頭の日にちにGT-Rが私のモノとなったのだ。

 

ちなみに、私はクルマのナンバーにある拘りがあった。

必ず”33”を入れること。

なぜなら、2代目・3代目の相棒のナンバーに偶然”33”が入っていた事と、                      勿論”R33”だからである。

当時は、申請ナンバーなどなかったため、どうなるか不安だったのだが、                         私は勝手に「26-33」になると豪語していたのだ。                                      2.6LのR33だからという単純な理由なのだが^^;

でも、本当にそれが的中してしまった!

こんなところにも、勝手にGT-Rとの縁を感じていた私^^v

 

 

 

そして、納車の日。

中古車屋からキーを受け取り、GT-Rへ乗り込む私。                                            セルを回し、アクセルを踏み込むと「グゥオーーー!」という咆哮が鳴り響く。

胸はドキドキものだったが、また更にアクセルを踏み込むと、                            今まで経験したことがない程のGに襲われる。                                        首が思い切り後ろにもっていかれそうな勢い。                                       シートバックに叩きつけられるとは、まさにこの事か。

 

 

走り出してからは、とにかく周りの視線が痛い。

過剰なまでに、周りの男性諸氏からの羨望の眼差しを受けた(はずだ)。

そこで、私は自分でも予期しなかった台詞を吐く。

 

 

『俺のクルマだぁーーー!!!』

 

 

言った後に、自分でもビックリしてしまったのだが、                                     思わず口をついて出てしまった、積年の思い。。。

 

そんな叫びをしつつ、早速友人宅へ出向き、新しい相棒のお披露目会が始まる^^;

あの当時は、友人同士の中でも、ちょっとしたパワー競争が起きており、                        ランエボやインプWRXを買ったヤツに後塵を拝していたのだが、一気に形勢逆転となった。

「お前にコレ買われたら、もう勝てないっしょ」

この言葉を受けて、私は相棒に”大魔神”という愛称をつけた。                           ※当時の横浜ベイスターズ・佐々木にあやかり、「最後の切り札」という意味を込めて。                   ちなみに、次の相棒Y33シーマには”番長”(清原にあやかって 笑)と名づける。

 

 

すっかりバラ色のカーライフを謳歌する事となった私。

幼い頃からの夢が叶い、毎日が楽しくて仕方なかった。

「死ぬまでコイツに乗ってやる!俺が乗れなくなったら、                                息子に譲ってでも維持してやる!」

そう思い、”大魔神”GT-Rとの日々を過ごしていたのだが、                                 その日々は意外と長くは続かなかった。。。

 

 

購入して5年半が経過しようという時。

会社の規定により、自分のクルマを借り上げして営業に回る事を義務付けられていたため、             走行距離も9万近くまで伸び、各所にも傷みが出てきていた。

「しっかりとリフレッシュっしてやりたいな・・・」                                       と思いつつも、クルマがクルマだけに費用もそれなりにかかるため、頭を悩ませていた。

そこに来て、更なる悩みが2つ・・・

 

一つは、娘の誕生により5人家族となった事。                                            ご存知の通り、GT-Rは4人乗りのため、家族が全員乗れなくなってしまうはめに。

二つ目には、仕事の関係で東京から頻繁に顧客が訪れる機会が増えたのだが、                    来札頂く度に、自分のクルマで市内・道内を案内するため、                                 GT-Rでは不適切という事になってしまったのだ。                                     それまでは、顧客が来札される度に社長のクラウンを借りていたのだが、                         あまりにも機会が多いため、社長からもクレームが来た。                                 「社用車を1台用意して頂ければ・・・」なんて我がまま言ったのだが、無理に決まってる^^;

また、ありがたい事に役員就任を命ぜられたのだが、                                   その際に社長から「もっと役員らしいクルマにしろ」とまで言われる始末・・・

「会社の経費で買ったわけじゃないのに、何でケチつけられるだよ!」                           なんて思いつつも、何とか2台目を所有してGT-Rが維持出来るように、と考えたのだが・・・

 

 

我が家の財政的に、それは無理。

GT-Rを買ったツケは、こんなところで出てきた・・・^^;

 

 

 

そんなこんなで、泣く泣くGT-Rを手放すことを決意。

この記事で取り上げたY33シーマにとって代わることとなるのだ。。。

 

 

”大魔神”GT-Rとの別れは、平成15年9月24日。

今までクルマを買いかえる時は、前の相棒との別れの寂しさよりも、                        新しい相棒との出会いの喜びが勝っていたのだが、                                     この時だけは、全く喜びが湧かなかった。

 

とにかく悲しかった。。。

 

自分の身を引き裂かれるような思いだった。

 

 

 

あの時から、早6年半が経つが、                                              未だにGT-Rの加速力・運動性・制動力の物凄さは身体に残ったままである。

 

僅か5年半の付き合いだったが、最高の相棒だった。

 

R33で一つの夢を叶えたのだが、今では新たな夢を抱く事に。

またGT-Rを持つ!

今度は、初代PGC10だ。

老いぼれになるまでに、何とか叶えたいな。。。

 

 

 

おっと、その前に早く起業独立を軌道に乗せないといかんな・・・^^;

                   

 


nice!(16)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 16

コメント 5

まっち

人それぞれ、クルマに対する思いってありますよね。
私は1度、水平対向エンジンに惚れ込んで以来、ずっとそれです。
でも、最近のスバル車は静かすぎて、ボクサーサウンドが聞こえにくいのが、贅沢な悩みです。
by まっち (2010-03-28 11:22) 

キャラハン

最愛の相棒との別れはホントさみしいですよね。。。(;_;)
そうそう今日R33の4枚、写真撮ってきましたよ~
それにPGC10という新たな夢・・・・
実現できるといいですね。
応援してますよ~(^-^*)

by キャラハン (2010-03-28 23:19) 

銀狼

皆さん、ご訪問頂きましてありがとうございます(^^)

>まっちさん
確かに、最近のスバル車は変に洗練されてきて、
あのドロドロ~と心地よく響くボクサーサウンドが薄れてきましたね。
あれが良かったのになぁ。。。

>キャラハンさん
今でもBCNR33が走るのを見ると、ずっと目で追ってしまいますね^^;
PGC10が最高の夢ですが、ただのGC10も欲しいなぁ~とも思って
おります^^; L28を3.1Lにボアアップしたりして・・・^^
by 銀狼 (2010-03-29 02:04) 

ku-chan

 私も、姉が乗っていたセリカリフトバック1600GTがかっこよくてかっこよくて、いつか必ずセリカに乗ってやると、子供心に思っていたのを思い出しましたヨ^^ 
 社会人になって初めて購入した車が、流線形セリカでした。GT4はさすがにその時の給料では、買えませんでした(T_T)
by ku-chan (2010-03-29 12:14) 

銀狼

>ku-chanさん
いつもご訪問ありがとうございます(^^)

セリカLB!懐かしいですね~^^
テールが当時のマスタングっぽくって、私も好きでした。
また、FRのGT-Tが出た時、ちょっとラリーをかじってた事もあって、
かなり興味を惹かれましたね。。。
by 銀狼 (2010-03-29 14:36) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。