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久々にファイターズを語る~ここまでの総括~ [北海道日本ハムファイターズ]

正直なところ、この話題は避けて通っていた。。。

 

書けば書くほど、腹立つだけだし・・・(-_-メ)

 

 

だが、交流戦前のリーグ戦も一段落ついたので、                                   とりあえずは、ここまでのFsの戦いぶりを振り返ってみようと思う。

 

 

 

40試合 14勝25敗1引分 勝率.359

思いっきりの最下位。

首位・埼玉西武とは10ゲーム差。                                            CS出場枠である3位・福岡ソフトバンクとでも9ゲーム差。                                 5位の東北楽天とは2ゲーム差。                                 

これが、現時点でのFsの成績である。

 

 

戦前の予想では、結構お気楽にリーグ首位を予想こそしていたが、                          実のところは、今年は苦しいだろうとは思っていた。

しかし、ここまで酷い成績になるとは・・・

 

 

いったい、何がいけないのか?

 

各部門の気になる数字を昨年度成績との比較で検証してみたい。

<投手>                                                                                  

チーム防御率    2010年:4.26(5位) 2009年:3.65(1位)                              チームセーブ数   2010年:5セーブ(6位) 2009年:34セーブ(1位)                        チームホールド数   2010年:25ホールド(2位) 2009年:89ホールド(1位)                 チーム与四球数   2010年:140個(2位) 2009年:443個(5位)                        チーム暴投数    2010年:22個(1位) 2009年:32個(5位=同率)                      チーム失点数    2010年:185点(3位) 2009年:550点(6位)                        チーム自責点数    2010年:169点(3位) 2009年:523点(6位)                        失点と自責点差   2010年:16点(3位) 2009年:27点(6位)

今年の数字は40試合終了時点のものであるため、144試合分の昨年の数字と                比較するのは、多少無理があるが、リーグ内における順位を基に考えてみる。

まずは、防御率とセーブ数が格段に数字を落としている。                               シーズン初盤からのクローザー武田久の不調や                                        ブルペン陣の相次ぐ炎上劇によるところが大きいだろう。

問題のクローザーは、二転三転の末、建山で固定出来つつあり、                         それに伴い、ブルペン陣もようやく落ち着きを見せてきているが、                         終盤で試合をひっくり返されることが多すぎであった。

首脳陣は、武田久を一軍に置き続けているが、未だ復調の兆しは感じられない。              昨年の日本シリーズからの、ストレートのキレ不足や制球ミスが改善できていない以上、              一度ファームにおいて、しっかりと作り直してもらう方が得策だと思うのだが・・・                故障や体力面での問題はなさそうであり、あくまでもメンタルな部分での不調と見受けられるの        だから、リフレッシュが必要ではないか?

また、無駄な四球や暴投が多すぎるのもひっかかる点だ。                             これは、投手陣の技術不足もさることながら、捕手のリードにも問題があるはずだ。

外中心の無難なリードながら、一つの球種に拘る傾向がある鶴岡と、                       内角攻めを中心とした強気を持ち味としながらも、一本調子になりがちな大野。                       どちらの捕手も、今期の投手陣の不調をうまくフォロー出来ていない。

特に現時点での大野は、頭の中がスランプ状態と言っても過言ではなく、                     ファームで頭の中を整理させることを考えるべきではないだろうか。                        幸い、中嶋という存在がいるのだから、彼を重用しない手はないはずだが。。。

そして、失点と自責点の差にも触れておきたい。

現時点では、まずまずの数字だが、昨年はこの差がリーグで一番少なかった。                 ということは、要はエラーが少ないということである。                                後の項でも述べるが、エラーで不安定な投手陣の足を更に引っ張っていることも                 不調の大きな要因である。                                                       (ちなみに今季の千葉ロッテは失点の自責点の差が僅か2。それだけエラーが少ないと                     いう証拠である。)                                                                                                                                   

 

<打撃>

チーム打率    2010年:.259(4位) 2009年:.278(1位)                             チーム本塁打数 2010年:18本(5位) 2009年:112本(5位)                          チーム打点数   2010年:145点(5位) 2009年:656点(1位)                         チーム四死球数 2010年:126個(5位) 2009年:534個(3位)                        チーム長打率   2010年:.355(5位) 2009年:.417(2位)                           チーム出塁率   2010年:.318(4位=同率) 2009年:.343(1位)

私がシーズン前に一番不安視していたのが、打撃であった。

昨年のFs打線は好調であったが、                                               「打線は水物」というのは野球ファンや関係者の中では、定説中の定説である。

なのに、スレッジがいなくなったのにも拘らず、大きな補強を行わなかった。                  現有戦力の底上げでいけると踏んだのだろうが、大きな過ちだったと言わざるを得ない。            昨年好調だった打線の中で、過去に実績があるのは稲葉と賢介くらいである。                 糸井や小谷野が好調だったとはいえ、彼らは昨年始めて規定打席に到達した選手であり、           高橋信二や金子も、長いプロ生活で昨年始めて3割を記録したのである。

こういう状況を考えれば、ある程度の落ち込みは計算していなければならないはずだ。            それに、長打力を持つスレッジがいなくなり、コツコツとランナーを溜めてからの一発が               なくなった分、打線の怖さは半減したと考えるべきであろう。

まさかフロントは、中田や陽あたりがいきなり30発くらい打つとでも思ったのだろうか?

昨年・今年とチーム本塁打数では、リーグ下位であるのだが、                             そんな中でも、昨年のチーム長打率はリーグ首位であった。                               今年は、そういう怖さが薄れた分、相手投手からの四死球数が減っている。                  打率が低くても、四死球などで塁を埋められればいいのだが、                           それすら減ってきている上に、バントミスも多く目立つため、                                  今季の得点能力が落ちるのは必然であろう。

 

<守備>

チーム守備率 2010年:.980(6位) 2009年:.990(1位)

まだ、1/3程度が過ぎた段階ではあるが、守備率が1分も落ちるとは予想外であった。              ある意味、この部分がFs不振の一番の要因かもしれない。                              投手陣の足も引っ張ってしまう結果となっているのだから。

しかし、この部分に関して、私はあまり心配はしていない。

あくまでも感覚的な話になるが、金子とヒチョリが故障から復帰してきて以来、                   守備に落ち着きが出てきたように思われる。

彼ら二人がいない時は、得点に結びつく致命的なエラーが多く見受けられたが、                ここ数試合は、そういう場面がなくなってきている。                                    改めて、金子とヒチョリの存在感の大きさを思い知らされた感があるが、                    フルメンバーが揃いさえすれば、守備が大きく破綻することは、もうないであろう。

 

 

こうして、思いっきりダラダラと現時点までの問題点を挙げ連ねてきたが、                     今度は、これから始まる交流戦に向けて、どうしていくべきかを考えてみたい。

 

①先発ローテについて

交流戦は2連戦が基本となるため、ローテの回し方が難しくなるが、                         ダルに関しては、これまで通り土曜日固定で回したいところだ。                           今年は例年に比べて球数が多いダルだが、週1回の登板であれば、                      多少球数が多くても長いイニングを投げてもらい、ブルペンの負担を減らす事を考えたい。

また、いい加減に木田を先発固定で使うべきだろう。                                 今年で42歳になるベテランを、やれ今日は頭からだ、やれ今日はブルペンだと                  振り回すのでは、早く消耗させてしまうだけだ。                                     今季一番のお買い得選手である木田を有効に活用すべきだ。

ダル・ケッペル・木田・武田勝の4枚が固定できれば、まずまずの戦いは出来るはず。

八木がまだ投げられない状態、多田野・糸数あたりも不調から抜け出せないと、               不安要素はあるものの、ルーキー増井やファームでまずまずの矢貫らを登用し、              やり繰りを図っていくしかないか。

 

②ブルペン陣について

当面の勝利の方程式を宮西―建山で固定してもらいたい。

武田久は、前述の通りファームで再調整でしてもらい、終盤の大事な時期に                   帰ってきてもらうくらいの腹をもって臨んだ方がベターではないか。

幸い、谷元が好調であり、林も復帰してきているし、                                     ウルフも中盤1イニングを変化球をうまく使いながらいけば、十分使えるはずであり、             何とか凌げる面子は揃っていると考えたい。

ここを乗り切って、ある程度の順位になったとき、                                       終盤に武田久や菊地が戻ってきてくれれば、まだ上位を目指せる体制が作れるはずだ。

 

③打線に関して

ポイントとなるのは、二岡の起用法だろう。

セリーグ主催試合となれば、DHがなくなるが、                                     是非とも二岡をスタメンで使い続けてもらいたい。

二岡を三塁・小谷野を一塁での起用を私は進言する。

梨田監督は、高橋信二に拘っているようだが、                                    まだ完全に不調から脱したとは言えず、坪井が故障でファーム行きとなっている現状を             考えれば、信二を代打の切り札としてとっておきたいところだ。

二岡の体調を見ながら、信二とスタメンを替わることはあるだろうが、                     現在の二岡の好調ぶりを見れば、頭から使ってほしい。                               特に相手がセリーグとなれば、二岡の欠点もわかっている反面、                         二岡の怖さも十分にわかっているはずで、そのイメージをうまく活用したい。

 

④新外国人打者の獲得

これは、是が非でもフロントに動いてもらいたいものだ。

コツコツ繋ぐ打線は基本なのだが、どこか1箇所に長打力のアクセントが欲しい。                スレッジとまではいかなくてもいいが、打率.250程度でも20~25本くらい打てる打者が必要だ。    過去に日本で活躍した外国人を中心にスカウティングに力を入れるべきではないだろうか。

 

 

 

とにかく、これからの交流戦がFsにとっては非常に大きな戦いとなる。

この交流戦の結果如何で、今季が決まると言っても過言ではない。

結果次第では、梨田監督にはお引取り頂くことになるだろう。

そうでなくとも、梨田監督のKY采配には、もう十分ウンザリさせられているのだから。

開幕2戦目での、好投する武田勝を突然替えての敗戦劇や                           逆に、どうしようもないカーライルを引っ張るにいいだけ引っ張ってしまう采配、                      先発で好投した木田を次の試合は1-10の大敗試合で敗戦処理的に起用したり                 (それも、木田にとって500試合登板のメモリアルなのに・・・)                             稲葉の打順はあっさり下位に下げるのに、信二の4番に拘るなど、

もういい加減にしてもらいたい采配だらけなのだ。

 

また、フロント陣も然りである。

経費をかけない球団運営を売りにするのはいいが、金をかけないのとケチとは違うのだ。

大した手を打たずに、首脳陣に丸投げしている結果が、今の状態なのだ。

戦力の数が少ない中で、今季のように故障者が続出してしまうと、どうにもならない。

先日のイースタンの試合では、代打に出せる選手がいなくて、                           投手・多田野の代打に投手を起用する有様である。                                  そして、ロッテに頼み込んで無償で選手を一人譲り受け、                                  借りをつくるなど恥ずかしい補強策を平然と行っている。

 

東京時代から応援されている古いFsファンの方には                                「Fsとは、そういう球団だということを北海道のファンは認識しなければならない」とか               「昔は優勝争いに加わることも、そう多くなかったのだから、目くじらたてるな」と                仰る方もいるようだが、それは違うだろう。

何のための北海道移転だったのか?

新しい球団に生まれ変わる覚悟で、北海道に来たのではないのか?

 

もちろん、私たち北海道に住む人間はFsが来てくれた事で多大な恩恵を受けた。

それに対しては、感謝してもしきれないほどだ。

世界的な経済不況の中で、ローコストで球団運営出来るよう努力を重ね、                               この北海道にFsを根付かせた功績には敬意を表したい。

ローコストを心掛けながら地域密着を推し進め、                                             2004年からの移転後6年間で3度のリーグ優勝・1度の日本一、                                 2005年を除き全てAクラス入りと、パリーグ屈指の強豪球団に成長したFsは                 まさに北海道の誇りである。

 

だからこそ、今季の現状が歯痒くてならないのだ。

日本ハムの経営スタンスは、一定の成果を挙げてきたが、                              これからは、それなりの方向転換を考えなければならないのではないか。

 

まぁ、そこまでの話となると、今オフの検討課題となるだろうが、                          まずは、今出来る事を最低限は果たしてもらいたい。

永続的に勝ち続けられるチームなどないのは百も承知だし、                             ファン側も我慢が必要なのは理解しているが、                                    ただ無策で負け続ける姿は見たくないのだ。

現状を打開すべく動いている様をファンに示して欲しい。

 

 

そんな様子もなく、交流戦でも負けが込むようであれば、                                 「優しい」と評される北海道のファンも、さすがに黙ってはいないだろうから。。。

 


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MIKE

武田久をしっかり時間を掛け復調さすべき、
というのはもっともだと思います - 交流戦
も大事だが、その後ずっと戦い続ける同一リーグ
の相手打者に威力を発揮できなければ意味が無い
でしょう。 木田へのあしらいは感心しませんね。
札幌ドームって、よそ者&ド素人のミケにはよく
分かりませんが、凄く広くて、ロング(ヒット)
はイッパイ出てもオーバー・フェンスは出辛いとか
ないですか? もしそうなら、ビジターでもっと
温暖な相手球場でボカスカ稼いで貰いたいものです。
楽天は同じ東北でも、岩手・一県挟んでる、その点
FSは海・挟んだだけの隣の土地の球団 - 青森人
としてはFSにはAクラス・確保を今年も願うデス。
by MIKE (2010-05-12 15:45) 

nobu-ta

金子選手の離脱が本当に痛かったですよね。
日本ハムと言えば、堅実な守備に繋ぎの打線。
その攻守のバランスを保っていたのが金子選手でしたからねぇ。
簡単に代わりの選手という訳にはいかなかったのがここまでの成績という感じがします。
ただ金子選手が復帰し、ここ最近は4連勝とリズムが良くなって来ました。
チーム失策も金子選手復帰後は6試合でたった1つ。
日本ハムの逆襲はまさにこれから!
by nobu-ta (2010-05-13 16:30) 

銀狼

皆さん、いつもご訪問頂きましてありがとうございます(^^)

>MIKEさん
コメントを読ませて頂いたところ、
かなり野球にもお詳しいようですね~^^
確かに仰る通り、札幌ドームはオーバーフェンスは出づらいです。
そのため、Fsは足や小技を絡めた野球を推し進めるようになりました。

昨日は快勝致しましたが、二岡を使わないなど、
相変わらずのKY采配の梨田監督。
青森からも応援お願い致します!m(_ _)m


>nobu-taさん
金子の離脱後は、賢介や小谷野が明らかにおかしかったのですが、
復帰後の二人は、昨年のような安定した守備を取り戻しました。
やはりFsの内野陣は金子の存在がまだまだ重要のようです。
ただ、金子の年齢・体調を考えると
早く後釜が現れて欲しいのですがね・・・

昨日は、阪神に快勝!今日も連勝を狙いますよ!
(先発予想の増井は不安ですが・・・汗)
巨人も今日こそは西武を倒して下さい!


by 銀狼 (2010-05-13 18:32) 

ユーフォ

野球はあまり詳しくありませんが・・・
>金をかけないのとケチとは違うのだ~
同感です~!
ピンチはチャンス!考え方一つで人間は変わります~(^^♪
by ユーフォ (2010-05-13 20:36) 

銀狼

皆さん、いつもご訪問頂きましてありがとうございます(^^)

>ユーフォさん
その通りですね!^^
ピンチはチャンスの時でもあります!^^
何においても、そういう前向きな考え方が出来れば、
自ずといい方向へ進みますよね^^
by 銀狼 (2010-05-14 18:14) 

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