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ファイターズ 後半戦へ向けて [北海道日本ハムファイターズ]

プロ野球は、21日の試合をもって前半戦が終了。


そこで、我が北海道日本ハムファイターズ(以下Fs)の前半戦の戦いぶりを
振り返り、後半戦の戦い方を独善的に検証してみようと思う。
(野球がわからない方には、かなりクドイ内容となるので、スルーしちゃって下さい・・・^^;)





まずは、前半戦を終えての成績

94試合 46勝46敗2引分 勝率.500



一時、借金が最大で14までいった事を考えると、
十分に御の字の成績だろう。


ただ、前半戦の終わりの方は、
3カード連続での負け越しだったのが痛いところだ。

この事を指して「5割で終えたのは不満」と称する
ファンの方もいらっしゃるようだが、私としてはちょっと欲張り過ぎの感がある。


リーグ戦再開後の7カードで17勝4敗という成績自体が
ちょっと異常なのであって、終わりの3カードに負け越しても、
交流戦後のトータル成績は20勝10敗という理想的な数字を
残しているのだから、十分だと思うのだが・・・。



交流戦終了後からの好調となったFsだが、
その要因となったのは、一にも二にも打線であろう。

ポイントとなったのは、2番・森本稀哲の調子が
上向いてきた事に他ならない。

今季は、開幕時から1番・田中賢介が好調ぶりをみせていたのだが、
それ以降の打者が繋がらなかったため、得点に結びつける事が出来ずにいた。

しかし、ヒチョリの復活によって、
初回からチャンスメイク出来る事が多くなったのが、
得点増に結びついたと考えられる。



その次にあげたいのは、
9番・金子誠の復活と4番・小谷野の好調ぶり。

上記のヒチョリの好調さに加えて、
9番を打つ金子が戻ってきたおかげで、下位から上位にかけて
打線の切れ目がなくなった事は、他球団の投手にとっては脅威だろう。

また、高橋信二の不調・故障により
4番に座った小谷野が持ち前の勝負強さを発揮し始めた事が大きい。
小谷野の好調さが、3番を打つ主砲・稲葉にも好影響を及ぼしているからだ。

今季は稲葉も不調だったのだが、
後ろを打つ小谷野と前を打つヒチョリが好調となったせいで、
稲葉に対するマークも甘くなってきたのと、
周りにつられるように、稲葉自身も調子を取り戻してきたため、
完全に打線が繋がるようになってきた。


ホントにFsの打撃陣を見ていると、打”線”という言葉の意味がよくわかるし、
野球は9人でやるものだ、というのをしっかり認識させられる。


あれだけ好調だったのに、2番ヒチョリの負傷離脱に伴って、
チームも下降線を辿ったわけだから、
Fsというチームは、それぞれの役割に沿って全員で戦ってきているからこそ
強さを発揮出来ているのだ、と言う事がよく理解出来る。






では・・・

これを踏まえて、Fsは後半戦をどのように戦うべきなのだろうか?




第一には、ブルペン陣の整備と復活だろう。

私は、今年のこのブログにおいて、何回も繰り返しているのだが、
守護神・武田久をしっかりとファームで調整させるべきだと思っている。

しかし、梨田監督他首脳陣はそれをしてこなかった。

一時、やや調子が上向きかけたものの、
前半戦最後の方では、出れば打たれるの繰り返しであった。

武田久を責めるファンの方が多いが、それはお門違いというものだ。

首脳陣が、早めに再調整をさせていれば、
ここまで酷い状況にはならなかったはずだと私は強く思っている。

このオールスター休みで調整すれば大丈夫だろう、なんて容易いものではない。
昨年の日本シリーズからの精神的なケアも含めて、
じっくりと時間をかけて作り直させてもらいたいものだ。

Fsにとっては、武田久という存在は非常に重要であるし、
彼自身も、まだまだ長く野球人生を送るのだから、
先々の事も考えた調整をしもらいたい。

守護神の代役には、建山を指名。
久がいない状況では、消去法であるが、彼の起用がベターだろう。


とにかく、久の件に関しては首脳陣に猛省を促したい!



また、久を一軍に置きっぱなしだった影響が、
他の救援陣にも波及していると思えてならないのだ。

好調だった宮西に酷使を強いる結果となったり、
木田や榊原といったところも、結果を出してきた途端に、
監督の気分次第での起用を強いられ、大きな負担がかかっているのは
素人目から見ても、はっきりとわかる。

確かに不調をかこっている選手も見受けられるが、
粒は小さくても、コマは他球団より揃っているはずなのだから、
各々に負担をかけない起用法は、いくらでも出来るはずだ。

この辺に関しては、現役時代をリリーバーで過ごした
島崎一軍投手コーチにしっかりと検討してもらいたいし、
決して梨田監督のいいなりにならないでもらいたい。

厳しい言葉だが、
梨田監督の起用法では、投手が皆つぶれてしまうのは明らかなのだ。




その次としては、捕手の起用法を挙げたい。

またしても、厳しい事を言わせてもらうが、
大野は一度ファームに落とすべきだと思う。

2年目を迎えて、正捕手獲りへ期待のかかった大野だが、
完全に壁にぶち当たっている。

リード面での勉強不足・間の取り方の悪さ・
そして、大野自身に余裕がないため、それが投手に波及しているのが
はっきりわかるのだ。

一度リセットさせて、彼の頭の中を整理させるべきであろう。

幸い、今季は好守共に鶴岡がいい味を出している。
今季は、鶴岡に全てを任せるくらいでも良いと思うのだが・・・。

控えには、中嶋兼任コーチにお出まし願おう。

大野の件で一番呆れたのが、
17日に仙台で行われた東北楽天戦である。

連勝中のエース・ダルビッシュが登板したのだが、
こともあろうに梨田監督は、初めて大野とバッテリーを組ませたのだ。

何でも大野に経験を積ませたかったらしいのだが、
ようやく上位チームの尻尾を捕まえられそうな状況下で、
どこにそんな余裕があったのか?

結果は、楽天・山崎に逆転HRを打たれての敗戦。

試合後は、ダル・大野共にコミュニケーションの悪さを認めていた。

この試合をとっていれば、3カード連続負け越しはなかったのだから、
非常に大きい負けだったと言える。

梨田監督は、大野をかっているのはわかるのだが、
臨機応変な采配とエコひいきは違う、と言う事を認識してもらいたい。

是非とも、後半戦は”勝てる捕手”の起用でいってもらいたい。





最後に挙げたいのは、この人だ。



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ついに目覚めた(?)怪物・中田翔である。


高校時代を彷彿させる弾丸ライナーでのプロ第一号HR。
(私は、ススキノに行ってたせいで見られなかったが・・・^^;)

テレビで見る限りでは、今季当初よりも安定感はあるように思える。

後半戦において、彼をどのように使うかで、
大きく流れが変わるような気がする。

現在、左翼を守るヒチョリと一塁を守る高橋信二の二人が故障離脱中である。
後半戦開始時には復帰出来ると言う事だが、
では、中田翔はベンチに置いておくのか?


私の意見としては、それはNOである。

こうなったら、しっかりとスタメンで使うべきだろう。
代打で結果を残し続けるのは、経験の浅い若手には厳し過ぎるし、
彼は4打席立たせて結果を求めるタイプであろう。

かといって、DHでの出番ではダメだと考える。
今季のDHは二岡で固定するべきだ。

私的には、後半戦は中田のファースト起用を進言したい。

はっきり言って、守備には目をつぶらねばなるまい。
ただ、現状では外野での起用の方が彼の出番はないだろう。

稲葉・糸井の他に、復帰するヒチョリとようやく素質が開花しかけている陽がいる
外野陣に割り込むのは難しいと言わざるを得ない。

しかし、長いシーズンも第3コーナー・第4コーナーを周ってくる時期ともなると、
チームに勢いを与えてくれるラッキーボーイの存在が必要だと思うのだ。

今のFsで、それに期待が出来るのは中田翔しかいない。


前述の武田久や大野の起用よりもリスクは少ない、と私は思えてならないのだ。






一時は諦めかけていたものの、
とにかく、ここまで来たら我々ファンも期待をせざるを得ない。

十分に、首位・埼玉西武を追いかけられる位置にまで来たのだから。




残り50試合を悔いなく戦える体制作りを望む!

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コメント 8

standardgogo

シーズンの折り返し、ファンはやきもきですね。
高校野球も始まりますね、家の近所は西東京の日大三です。
駒沢もありますが岩見沢は今年はどうでしょうか?
by standardgogo (2010-07-23 21:11) 

kotobuki1946

田中翔、良く打ちましたね。 やかった。
私の好きなジャイアンツファンの多い北海道を全て味方にしたファイターズの戦略も大成功だし。
北海道旅行決定しましたよ。 9月初めです。 今日友人が手配する予定です。 真冬のタンチョウズルを見に行って依頼で楽しみです。
by kotobuki1946 (2010-07-24 07:57) 

瓶太郎

こんにちは。
昨日からオールスターが始まりましたね!
外出していて見れませんでしたが…
夏を感じますw
by 瓶太郎 (2010-07-24 10:52) 

kokonopapasan

昨日は花火大会を見に行って来ましたが・・・
息子2人はすぐに飽きて テレビのオールスターに夢中でした。
野球素人の私ですが、オールスターはチームの勝敗ではなく
「選ばれたスター」一人一人のショーでも見ているような感覚で楽しめるので
おもしろいですね              
銀狼さんの専門的な分析も わたしにとっては「へえ~ うんうん」と感心しながら 拝見させてもらいました(^^)
   もっと野球に詳しくなりたい ココママでした
by kokonopapasan (2010-07-24 15:10) 

MIKE

当初の出遅れ具合から考えたら凄い猛追ですよね。
ヒチョリ:なんとか早いトコ元気に戻って来て欲しい
ですね。 中田翔:モノになってくでしょう、これから・・
by MIKE (2010-07-24 17:32) 

銀狼

皆さん、いつもご訪問頂きましてありがとうございます^^

>standardgogoさん
今年は岩見沢・苫小牧の両駒沢勢共に
甲子園行きはダメでした・・・。
駒苫の夏2連覇が懐かしく感じられるように
なってきましたね^^;

>kotobuki1946さん
巨人ファンでいらっしゃいましたかぁ~^^
以前はあれだけ多かった道民Gファンも
ホントに少数になってしまいましたからね・・・
9月の道内は涼しくて気持ちいいと思いますよ^^

>瓶太郎さん
オールスターの時期は夏本番ですからね^^
そちらは暑くて野球どころじゃないかも
しれませんが^^;

>ココママさん
私の場合は、
ただの野球好きオヤジの戯言程度ですよ~^^;
オールスターは、野球界の夏祭りですから、
各選手たちも心から楽しんでやっているようですね^^
でも、昔より権威がなくなってきたように
感じられますね。。。

>MIKEさん
ぶっちぎりの最下位から、よくここまで
盛り返したと思います^^
こうなったら、最後まで盛り上げまくって
奇跡を起こして欲しいものです!^^

by 銀狼 (2010-07-24 23:05) 

nobu-ta

十分優勝を狙えるところまで上がって来た日本ハム。
夏も本番を迎え、銀狼さんも熱くなって来ましたね。
後半戦真夏の8月は、西武・ソフトバンク・ロッテと数多く当たる正念場。
熱い熱い戦いを数多く見られそうですね。

共に応援するチームが夏の戦いを制し、秋にまた戦える事を願って!
(-m-)” パンパン
by nobu-ta (2010-07-25 16:33) 

銀狼

皆さん、いつもご訪問頂きましてありがとうございます^^

>nobu-taさん
いよいよこれからが正念場ですね~!
オールスター明けは、うちも故障者が戻ってきますし、
何とか秋に笑っていられるように頑張って欲しいものです。
巨人も阪神の追い上げを振り切っての連覇を期待ですね!^^
奇跡の逆転優勝を果たして、巨人に昨年のリベンジが
出来れば・・・最高なんだけどなぁ・・・^^;
by 銀狼 (2010-07-26 02:22) 

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