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チャンカンの結果から見たプロレス界の現状 [プロレス]

地上波でのノア中継が終了して以来、寂しい日々が・・・。

なかなかCSなんぞに加入できない私が見られるのは、
毎週土曜の新日と、たまに放映されるハッスルくらいになってしまった(v_v)

地方在住である事と、日々の仕事に追われる生活のため、
主要団体の興行を観る事もままならず、何とかプロレス界の情報を得るために
各スポーツ紙・プロレス誌とネットのチェックで、ギリギリ踏みとどまってる感じです。



そんな最中に、目に入ってきたのが、今年の全日チャンピオンカーニバルの結果。

鈴木みのるが優勝だそうで・・・。
それも、決勝の相手がカズ・ハヤシとは!?

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う~ん・・・微妙だ。。。

何も響いてこない。。。

鈴木は武藤を破っての決勝進出。
ハヤシも予選リーグで武藤・決勝進出トーナメントで小島を破るという、快挙を成し遂げたのにも
拘わらず、何故か全く響かない。

以前にも書いておりますが、私は大のジャイアント馬場ファンであり、
もちろん全日本プロレスを愛してやまなかった。

現在は、馬場さんが後継者として認めていた三沢を信じ、ノアを応援してはいるものの、
やはり「全日本プロレス」は気になる存在であるのです。
だからこそ、色んなソースを利用しながら、チェックを怠らないようにしているのです。



そうやってまでチェックしたものなのに、何も感じない・・・。

こんな事ばかり書いてると、
「観てもいないくせに、偉そうなこと言うんじゃねぇ!」とお叱りを受けることでしょう。

でも、観てもいない人にまで響いてきたのが、過去のチャンカンの歴史なんです。



試合巧者の鈴木とハヤシですから、それほど試合内容は悪くないはずです。
鈴木みのるというレスラーに何かが足りないのでは?と思うのですが・・・。

私は、バリバリの全日派でしたから、鈴木の試合は、それほど多く観たわけではないです。
でも、彼の歴史を辿れば、私に響いてきたものは、たくさんありました。

新日から新生UWFへの移籍
藤原組時代のSWSにおける、vsアポロ菅原戦
一連のvsモーリス・スミス戦
パンクラス旗揚げでの、衝撃の秒殺劇
シャムロックを破っての、キング・オブ・パンクラシスト戴冠

色々あったんだけどなぁ。。。
やはりUからパンクラス旗揚げまでが、彼が一番輝けた時代だったんでしょう。


その後の彼は、柔術を嫌い、その柔術の技術向上によって、パンクラスでの
居場所を失ってしまう。

プロレスへの回帰を図り、全日・ノア・ZERO-ONEのリングをかき回すも
大きなムーブメントを起こすまでには至らず。

それどころか、ノアのリングで三沢や秋山といったアマレス経験者と対峙して、
グラウンドの技術が彼らに敵わない事を露呈。

ファンの方にとっては、腹が立つことばかり書いてますが、
正直なところ、私は鈴木みのるの強さを認めておりませんもので・・・。



それでも、「世界一性格の悪い男」というキャラを確立し、
各団体から重宝がられて、重用されているわけですから、
それはそれで認めておりますが。。。

でも、鈴木みのるがブレークしているようで、
しきれてないのは、全てが”中途半端”なんだと思います。


U系の流れを汲んでいながら、グラウンド技術が未熟であり、打撃も半端。
「俺はパワーファイターだ」と言いながらも、それが伝わらない技の数々。
(身体のサイズが小さいことは理由にならない。健介はあのサイズで十分にパワーファイターである)
ヒールキャラなのだが、小賢しいタイプなのが災いして、憎憎しさを感じない。

このあたりが、”中途半端”を感じさせるのです。




あまりにも、鈴木みのるを批判するようなことばかり書き並べてしまいましたが、
この”中途半端”がこそが、今のプロレス界の不況を作り出している、と私は思うのです。

鈴木みのるに限らず、今は全ての団体・レスラーが”中途半端”なんだと思います。
新日もノアも全日も、みんなそう感じます。



なぜ、そうなってしまったのか?・・・
私が思うに、プロレスには”飢え”が必要なのではないでしょうか?

プロレス界にて、時代を築いた人達は、みんな飢えていたはずです。



相撲から身を退き、プロレスをという文化を立ち上げた力道山

プロ野球を断念し、プロレスしか道が残されていなかった馬場さん

そして、ブラジルでの過酷な生活を経て、力道山のスカウトから馬場さんとエースの座を争った猪木

その馬場さんと猪木は、力道山の死後、お互いに団体を立上げざるを得ない運命に。
生き残るために、馬場さんは大陸的なアメリカンプロレスに活路を見出し、
対する猪木は異種格闘技路線でブレークする。

他にも、

いつまでも藤波の下というポジションを打破すべく、革命を起こした長州力
長州の全日離脱後、危機感を感じ、団体の活性化のために鶴田に対峙した天龍
従来のプロレスとは一線を画すスタイルを確立するためにUWFを立ち上げた前田日明
SWSの強引な引き抜きによる選手不足と、世代交代という重いテーマを背負いながら、
一気に前線に出てきた、全日四天王新日三銃士

膝の故障による引退後、リング復帰を模索し、故障持ちの身体と未熟な技術をカバーすべく、
有刺鉄線や電流爆破といったキワモノ路線を編み出した大仁田厚


彼らは、みな其々に自らのプロレスに対する”飢え”を抱いていたからこそ、
花開いたのだと、私は思います。

”飢え”が強烈なエネルギーとなって、それをリング上でぶつけ合っていたからこそ、
我々ファンも、その世界にのめりこむ事が出来たのだと思われてなりません。


しかし、今のプロレス界には、全くそれが感じられない。。。

まだまだ”飢え”が足りない。

私が、それなりに感じられたのは、高山と健介くらいです。


あまりにも、多団体化し過ぎて、お互いが持ちつ持たれつの関係になってしまった事も
今の不況の要因でしょう。

団体対抗戦を行っても、馬場・猪木時代ほどの敵対した印象がないです。

もう猫も杓子もプロレスラーという時代は終わりを告げるべきでしょう。
極論ですが、ある意味、団体間の潰しあいも必要です。
本物以外は、淘汰されるべきです。

そして、本当に”飢え”を持ち、本物の肉体・技術・精神を持ったレスラー達による、
新たなるプロレス界の創造を期待したいですね。

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