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ジャンボ鶴田 [プロレス]

今日5月13日は、稀代のレスラー・故ジャンボ鶴田の命日である。

早いもので、彼が亡くなってから丸9年の月日が経った。

2000年5月13日の確か17時頃ではなかったか。。。
場所は、彼が生まれ育った日本でも、移住したアメリカでもなく、フィリピンの病院であった。

バリバリの現役ピーク時にB型肝炎を患ってしまったジャンボ。
その病は、肝硬変を経て肝臓ガンへと変化しつつあり、肝臓移植手術を決意。
しかし、ドナーが見つかったフィリピンでの手術中に、大量出血によるショック死。
奥様や子供・レスラー仲間にも見送られることなく、ジャンボは逝ってしまった・・・。



前年に馬場さんが亡くなり、その翌年に急いで後を追うようにジャンボまでもが・・・。
大の全日ファンであった私にとっては、あまりにも辛過ぎる現実であった。

その年の6月18日。
奥様である保子さん主導の下、”メモリアル献花式”という形で葬儀が執り行われた。
全日主催による葬儀でなかったのは、馬場さんの逝去後にジャンボが引退・全日退団となっていた
事に加え、ちょうど三沢達の全日退団・大量離脱騒動の最中であった事もあるのだろう。

幸いなことにと言うべきか、ちょうど私はその前日から東京出張が入っており、
スケジュールの都合をつけて、献花式に参列する事が出来た。

場所は青山斎場。先日、忌野清志郎さんの葬儀が行われたところである。
清志郎さんの時ほどの参列者数ではなかったものの、多くのプロレスファン・関係者が参列していた。

私は献花と記帳を済ませた後、その光景を眺めつつ、しばしの間、茫然と立ちつくしていたのだった。。。




私自身は馬場さんを尊敬・敬愛し、現在では三沢を応援しているのだが、
私の中での”史上最強レスラー”は、馬場さんでも三沢でもなく、ジャンボ鶴田である。



ジャパンプロレスとの抗争時の大阪城ホールで行われたvs長州戦。
結果は、60分フルタイムドローであったが、両者の姿の差に愕然としたことを憶えている。

試合終了後に精魂尽き果てた表情でコーナーに座り込む長州。
終わった途端、何事もなかったかのようにリングを降りたジャンボ。

それまで、ジャンボに対して罵詈雑言を浴びせていたはずの長州であったが、
その試合後からは、そういった言葉が聞かれなくなった。



全日マットにおける天龍革命の時に行われたvs天龍戦。
ジャンボを本気にさせよう・怒らせようと、喉笛チョップを連発する天龍に対し、
ついにキレてしまったジャンボは、強引なパワーボムを放った。

自分の必殺技でジャンボに投げられた天龍は、脳天から真っ逆さまに落ち、泡を吹いて失神。。。
その姿を見て、我に返り慌ててフォールしたジャンボ。

テレビの画面を通してではあったものの、天龍が完全KOされた姿を見て、
改めてジャンボの恐ろしさを思い知らされた。



そして、私はジャンボが史上最強であると思うと同時に、
史上最強の技は、ジャンボが繰り出すバックドロップであると思っている。

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ブロディのような大男相手であっても、見事なブリッジを描いた姿は、
強さと同時に美しさをも感じさせてくれた。

また、必殺技の説得力という点でも、ジャンボのバックドロップ以上の技はないと思っている。
バックドロップというより、「岩石落とし」という表現の方が、ジャンボには似合っているかも。




これほどのレスラーが、まだ健在であってくれたら・・・
現役でないまでも、せめて生きていてくれたら・・・

昨今のプロレス界を見ながら、そう思わずにはいられない。
先日のブログでも書いたが、現在のプロレス界・そして馬場さんの遺伝子たちが困窮している様に直面すると、その思いが尚強くなる。。。

マイペースな性格のジャンボであったから、生きていたとしても馬場さんの跡を継いで
全日を引っ張っていくなんてことはしないだろうが、きっと三沢達の良きアドバイザーには
なってくれていたと思う。

また、馬場夫人である元子さんに対する強力な抑止力になってくれていたかもしれない。



もし、そうであったなら、今のプロレス界は・・・

なんて野暮な事を考えていても仕方がないか。。。

もう彼は、この世にいないのだから。



ジャンボを兄貴分として慕っていた三沢は、今日何を考えているのだろうか・・・。

きっと、天国からジャンボらしいエールを送ってくれているはずだよ。


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『みちゃわ君(ジャンボは三沢をこう呼んだ)!人生はチャレンジだ!オーーーッ!』

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