＜独善的Fs選手考察～その3＞ MLB級の男・糸井嘉男

また、すっかりFsネタから遠ざかってしまったなぁ。。。

なんて感じていた今日この頃でしたが、今朝のスポーツ新聞を見て、ちょっとニヤリ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今日のパリーグ打撃成績欄は、Fsファンにとっては永久保存版もんだわ～。

1.糸井（日ハム）　.338　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2.稲葉（日ハム）　.335　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　3.高橋（日ハム）　.3321　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

上位3名がFsの選手とは・・・昨年までの事を考えたら、ホントに夢のようだわ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして、日本代表の4番も打った稲葉を差し置いて首位に立っているのが、糸井とはねぇ。

そこで、今や大ブレークの気配しまくりの糸井嘉男に、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今回はスポットライトを当ててみようかなと。

 

近大より、2003年のドラフト自由獲得枠で入団し、今年がプロ6年目。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　当初は150kmを越す剛速球を売り物に投手として入団したのだが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノーコン癖と故障がちであったせいで、伸び悩みをみせていた糸井。

しかし、そんな糸井の姿を見て、野手転向を勧めたのが、当時の高田GM（現ヤクルト監督）。　　　　　　　　　150kmを投げる肩は、もちろん超強肩だし、その上50ｍを5秒台で走るわ、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バットを持たせたらめちゃめちゃ飛ばすわ、と魅力満載だったのだから、そりゃあ勧めるでしょ。

転向後、すぐに素質が開花し、ファームでは速攻でレギュラーを獲得。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Fsファンの間では、あっと言う間に赤丸急上昇の注目選手となる。

 

しかし、正直なところ、私は昨年まではあまり評価していなかった。　　　　

なぜなら、選球眼と打球勘が悪すぎたからである。　　

打席に立てば、空振りの連続。落ちる球なんか投げられたらイチコロ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おまけに打席の内容も淡白極まりない。全く粘ることを知らなかった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　守備でも、超俊足と超強肩でカバーはしていたものの、飛んでくる打球に対する勘が悪く、　　　　　　　　　　　　　　イージーミスも多く見受けられた。

「こりゃあ、ちょっと厳しいかな・・・」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　野手転向後間もないという事を割り引いても、私には成長する兆しが感じられずにいた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　過去、素質を買われながら芽が出ずに終わった選手をたくさん見てきて、糸井もその中の　　　　　　　　　　　　　　　　一人に入ってくるのかな、と思われてならなかった。

 

ところがどっこい！

 

一体、何があったの？と聞きたくなるほど、今年の糸井は凄い。凄すぎる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まだ中盤だとはいえ、野手転向4年目で打率首位に立つとは・・・。

昨年までがウソのように三振が減った。そして打席での粘り強さが出てきた。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また、守備でも打球勘が飛躍的に成長している。今年は見ていて全く危なげない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　本人の努力たるや、凄いものがあったのだろう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また、コーチの指導がしっくりはまったこともあるのだろうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とにかく、昨年とは別人のようである。

 

こうなると、もう手がつけられない。何たって元々が素質の塊なのだから。

新庄の跡継ぎとして、絶対的とまで思われていた森本稀哲から　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　センターのレギュラーを奪い、稲葉欠場の際には3番を任されるまでに。

バットの芯を食えば、火の出るような当りがスタンド目掛けて飛んで行き、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バットの先っぽか根っこに当たってしまっても、気がつきゃ内野安打。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして、自分の打てる球が来るまでファールで粘れるとなったら、相手投手も嫌だろうね。

昨日のvs千葉ロッテ戦は、道内で生中継していたのだが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　糸井のホームランを見て、解説の片岡は「日本人とは思えない」って興奮してたくらいだし。

 

そんな糸井の凄さを敵将も認めたようで、西武のナベＱ監督も球宴の監督推薦で糸井を選出。　　　　　　　もう、他球団も無視出来ない存在となったのである。

50m走：5秒76　垂直跳び87cm　遠投120m　握力70kgw　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして、チーム内のみんなが羨む肉体を誇る男。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（道内のFs関連ローカル番組FFFFF＜エフファイブと読みます＞にて、選手に「一番凄い身体を　　　　　　　　　　　　　　　　持つのは誰か？」と聞いたところ、ダントツの1位が糸井であった。あのダルも糸井の身体を　　　　　　「理想の体型」と言ったほどである。）

 

このまま順調にいってくれれば、近い将来の日本を代表する外野手になるのは間違いない。　　　　　　　　　　　　　稲葉の後のFsの主砲を担えるし、次回のWBCでもクリーンアップを打てる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　昔の西武の秋山（現ソフバ監督）以来の40本40盗塁も狙える。

とにかく心配なのは故障だなぁ。。。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　幸いにも今年は顔を出していないが、故障癖が出なければね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　後は、打撃のムラを少なくすることかな。日によって、かなり調子の上下があるようだし。　

 

そんな糸井であるが、今年は便利屋的に打順が日によって変えられることが多い。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここはどうだろう？私的には今年は5番に固定して欲しいのだが。　

本来なら、1番か3番なのだろうが、チーム方針もあり、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　1番は賢介・3番は稲葉が固定されている。かといって2番ではもったいないと私は思う。　　　　　　　　　　　　　　　　決して器用な選手ではないし、もっと制約がないところで伸び伸び打たせたい。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（まぁ、かつての小笠原のような2番打者という考え方もあるが）

今年の糸井は得点圏打率が高いため、3番稲葉・4番信二の後に置けば、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かなり手ごわいクリーンアップになると思うのだが・・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　左・右・左とジグザグ打線も組めるし、スレッジの調子がイマイチというものある。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小谷野の前に置けば、得点圏打率の高い小谷野と足の速い糸井の相乗効果も　　　　　　　　　　　　　　　　　　期待出来ると思うし。

1（二）賢介　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2（左）ヒチョリ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　3（右）稲葉　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　4（一）信二　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　5（中）糸井　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　6（三）小谷野　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　7（指）スレッジ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　8（捕）ツル　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　9（遊）マック

これが、現状ではベターな打線だと思うのだが・・・。

まぁ、そんなことを言っても、梨田が言う事を聞いてくれるとは思わないが（－。－；

これから更に熱を帯びてくると思われる、パリーグ後半戦の目玉は　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　間違いなく糸井嘉男のプレーだろう。

 

もうこれからは、あんたの一挙手一投足に大注目だよ！　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

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