夢を与えてくれ! [プロレス]
プロレス界のリーダー的存在であった三沢光晴の死から、もうすぐ2ヶ月が経つ。
あの一件以来、各団体が必死に前に向かって進んではいるものの、 そこにプロレス特有の明るさは感じられなかった気がする。
しかし、今月末には、いよいよ天才・武藤敬司が我々ファンに明るい話題を提供してくれるのだ。
以前、このブログでも触れた、全日本プロレス「2009 プロレスLOVE in 両国 Vol.8」である。 武藤敬司デビュー25周年記念大会を兼ねたビッグイベント。 その武藤敬司が船木誠勝と組み、蝶野正洋・鈴木みのる組と戦うという 超ドリームカードをメインに据えているが、更にもう一つの華が加わった。
小橋建太・菊地毅・伊藤旭彦(NOAH)vs小島聡・KAI・大和ヒロシ(全日本) という6人タッグマッチである。
小橋が9年ぶりに全日本に参戦する事が発表された時点で、 小島との絡みになる事は、ほぼ予想されていたものの、 興味をそそられる戦いが、また一つ増えたことは嬉しい限りだ。 (出来れば、2vs2のタッグにして欲しかったが、またのお楽しみという事か)
やはり、この2人の絡みといえば・・・ラリアット№1決定戦となるのだろう。
ラリアットの祖である、S・ハンセンに何度も叩きのめされながらも、 自らの身体に、その威力を刻み込んだ末、ついにハンセンをラリアットで倒す事を 成し遂げ、ラリアットを自らの代名詞にまで昇華させた小橋建太。
片や、そのラリアットの祖・ハンセンから直に技の指導を受けた唯一の男であり、 今や"宇宙一のラリアット”"を自負する小島聡。
露骨なまでに「一番のラリアット使いはオレだ」と主張する小島。 対照的に「どっちが上とかではなく、自分の魂を込めたものを打ち込む」と語る小橋。
ん~、生で観たいっ!!!
上記のカードの他にも、 "帝王"高山に諏訪魔が挑む三冠戦はセミファイナルに、 ドロドロとした恩讐渦巻く因縁の対決、西村修と長州力のタッグマッチは第4試合で、 また、曙も第3試合に登場するなど、好カードが目白押しである。
NOAH勢の参戦により、全日本・新日本と3大メジャー団体が揃い踏みとなり、 オールスター戦の様相を呈してきた、この両国大会。
何としても、この大会を成功させて、プロレス界に華やかな光を呼び込んで欲しい。 そして、プロレス界に、再び明るさを取り戻して欲しい。
天才・武藤敬司なら、きっとそれが出来るはずだ。
頼んだぞ!武藤!
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