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藤井秀悟の評価 [野球]

前回のブログにて、現在のFA制度への疑問を投げかけた私だが、                         今回は、その発端となった藤井投手に関して、私なりの思うところを触れてみたい。

 

紆余曲折こそあったが、スポーツ各紙が報じる状況からすると、                              来週明けにも、正式に藤井の巨人入りが決まりそうだ。

それにしても、藤井という男は、ホントにお騒がせな人だったなぁ~。                      

今回のFA問題が長引いた原因は、やはり彼の素行なんだろう。                          この件は色んな方が各所で意見を述べられており、                               私もほぼ同じ意見が多かったので、今更述べるまでもないか。

まぁ、数々の問題児達を受け入れる懐の広さを持つのが、我がFsなのだが、                      今回は、引き留めのための条件提示すら行わなかったという事は、                           よほど持て余したっちゅうことなんでしょ。

 

ただ、今回述べたいのは、そういう素行の話ではなく、                                  藤井の”スタンス”や”言動”、そして彼の評価に対してである。

 

まずは、藤井自身の”スタンス”から。

FA宣言を行った時に、彼が理由として述べていたのは                                「向上心を持って成長したい」というような主旨だったはずである。

 

・・・が、移籍しないと、向上心を持って成長できないわけではないだろう。

要は、首脳陣の起用法に不満がある。理由はその一点のはずだ。

藤井の言動からすると、かなり投手向きの性格であることがわかる。

 

プライドは、めっちゃ高い。よほど自分に自信があるようだ。

誰よりも、自分が一番大好き。ナルシスト。そして、目立ちたがり屋。                                      (本人のブログを見ればわかる。あれだけ自分の画像を貼っている野球選手は藤井くらいだ)

 

だからこそ、自分の扱いに大いに不満はあったんだろう。

しかし、私から言わせれば「向上心を・・・」ってのは詭弁でしかない。                        ホントに自信があるんなら、Fsに残って梨田さんをギャフンと言わせるだけの                         力を見せ付ければいいだけの事。

かなり乱暴なことを言わせてもらうが、                                            好き勝手な事ばかりやって、たいした結果も出せていないくせに、                            自分の扱いの不満爆発、ってのは筋が違うでしょ。

彼に関しては、ただ不満だけ言い放って逃げたと、私は受け止めている。

 

 

次に、藤井の評価に関しても述べてみたい。

彼は、Fsにいた2年間で10勝しかあげていない投手である。                            推定年俸7,000万円というクラスであれば、明らかに物足りない成績だ。

この成績に関して、良く言われているのが、                                      「ファイターズは打線が弱くて援護がないから、仕方ない」とか                            「早い回で降ろされなければ、もっと勝てているはず」という意見である。

でも、ホントにそうなのかぁ?

ってなわけで、藤井の年度別成績を見て検証してみたい。

年度  所属   試合  勝利  敗戦   S  完投  投球回数  防御率                                                              2000 ヤクルト  31    1    0    0    0     32.1   4.73                        2001 ヤクルト  27   14    8    0    2       173.1    3.17                    2002 ヤクルト  28   10    9    0    5    195.2    3.08                   2003 ヤクルト   1    0    0    0    0      2.2   3.38                  2004 ヤクルト  15    4    6    0    0     78.1   5.51              2005 ヤクルト  28   10   12    0    0    176.0   3.43                     2006 ヤクルト  27    7    8    0    1    128.2   4.41                  2007 ヤクルト  25    7   10    0    0    123.0   5.05                     2008 日本ハム 19    3    8    0    0    110.2   3.25                  2009 日本ハム 22    7    5    0    0    114.2   3.53 

実働10年のうち、規定投球回数に達したのは、3回。                                  2ケタ勝利も3回。2年目の2001年~3年目の2002年がピークである。

また、Fs移籍前の2006年からは、だいたい似たり寄ったりの成績である事がわかる。

2006年~2007年までのヤクルトと言えば、古田監督の時代であったが、                試合数・完投数・投球回数を見ると、Fsと同じような起用のされ方のように見受けられる。            ずっと藤井の球を受けてきた古田も、梨田さんと同じような判断をしていたように見える。

ちなみに、2006年・2007年のヤクルト主要オーダーと成績も見てみる。

2006年ヤクルト                                                           1.青 木   .321 本13 点62                                                2.リグス    .294 本39 点94                                                3.岩 村   .311 本32 点77                                            4.ラミレス   .267 本26 点112                                                5.ラロッカ   .285 本18 点63                                             6.宮 本   .304 本 2 点34                                               7.宮 出   .275 本 9 点59                                               8.米 野   .235 本 7 点37

2007年ヤクルト                                                       1.青 木   .346 本20 点58                                              2.田中浩   .295 本 5 点51                                            3.ラミレス  .343 本29 点122                                             4.ガイエル  .245 本35 点79                                               5.宮 出   .279 本 9 点46                                               6.宮 本   .300 本 5 点39                                               7.飯 原   .246 本 8 点32                                                8.福 川   .224 本 7 点29

こうやって、各選手の成績を見てみると、                                         Fsと比べれば、援護がもらえなかったなんて理由はなりたたない事は一目瞭然である。  

 

となると、昨年からのFsでの成績というのは、                                     打線の援護や起用法からくるものではなく、あくまでも藤井本人の実力なのだ、と私は思う。

巨人との日本シリーズで、「藤井はセの方が相性がいい」みたいな事も言われていたが、            防御率からすると、Fs時代の方がよっぽどいい。

 

このような私なりの検証でいけば、Fsが藤井を強く引き留めなかったのは                        正解のような気がするのだ。(素行面云々は別として)

移籍初年度の来年くらいは、Fsへの意地もあるため、実力以上に働くかもしれないが、             基本的に、これ以上成績が伸びることはない、と私は思われてならない。

藤井に対する外部評価が妙に高過ぎる気がしてならなかったので、                     このような検証をしてみたのだが、果たしてどうなることであろうか。。。

 

 

FA宣言時に「声がかかれば、どこへでも行く」と言っていた割りに、                         他球団のオファーを断って、巨人に行きたかった藤井。

巨人であれば、高いプライドも満たしてくれることだろうし、                                目立ちたがり屋の藤井には、最高の球団でしょう。

巨人としても、左腕不足は補えるし、                                          苦手だった藤井を囲えるんだから、いい補強だったと思う。                             (ただ、一部で言われているように「また、巨人は金にモノを言わせて・・・」                     という事ではないと感じる。FAとしてはローコストでもあり、正当な補強であろう。)

 

まずは、新天地で今までの悔しさを晴らす努力をしてみればいいと思う。

ただ、私は藤井に対して、かつての門倉と同じ匂いを感じるのだが・・・。

 

<追記>

有名なスポーツ雑誌である「Number」のWEBにて、                                 藤井の件における、ファイターズの編成戦略が語られている。                            ご興味がある方は、読んでみては・・・

http://number.bunshun.jp/npb/column/view/4391/

 


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まっち

Numberの記事は知ってました。去るものは追わず、ですね。

あと、どっかのスポーツ紙で、
「プライベートの事でも散々言われた。だから見返してやる」
って、奮起する動機が変です(^^;
日ハムって、成績さえ残せば、全然プライベートに干渉しない
球団だと思うが、、、
あれだけ怒涛のブログ更新すりゃ、イヤでもプライベートのこと
知られるでしょう。それで持って、こういう大事な時は今現在、
もう2週間ブログ更新してない。藤井ってヤツの自分勝手さが
わかる一面でしょう。

私も藤井のこと書こうと思ったけど、銀狼さんに先に書かれました。
ほぼ同意見(^^;
by まっち (2009-12-05 16:26) 

銀狼

>まっちさん
いつもnice!&コメントありがとうございます(^^)

Fsが北海道移転後に、岡島・小笠原とFAで出ていきましたが、
どうもその二人の時とは、違う心境になってしまうんですよね。
酷い言い方かもしれませんが「出て行ってくれて、ありがとう」
ってのが正直な気持ちです。

まっちさんも仰っている彼のブログにて、シーズン中に料理教室に
通っている話を読んだときは、唖然とさせられましたもん。
大事な指を怪我したら、いったいどうするつもりだったのか、と。

他にも、どさんこワイドの札幌駅前の生中継に一般人に混じって
出演して、ダルに起こられたり・・・

あきれてモノが言えませんね。。。


長々と先に書いてしまってすみませんでした~(^^ゞ

by 銀狼 (2009-12-06 00:49) 

銀狼

>xml_xslさん
いつもnice!頂きまして、ありがとうございます(^^)
by 銀狼 (2009-12-06 00:53) 

銀狼

>キャラハンさん
いつもnice!頂きまして、ありがとうございます(^^)
by 銀狼 (2009-12-06 00:54) 

まっち

>酷い言い方かもしれませんが「出て行ってくれて、ありがとう」

まさに同意です。やっぱりファイターズというカラーに合ってない
んだと思います。だからと言って巨人に合うとは限らないけど。

藤井といえばブログというのが代名詞ですが、今現在、巡回の
対象にしてるけど、今後は多分見なくなるでしょうね。

そういえば、いいとも!の観覧席に座ってて、一騒動巻き起こした
ってこともありました。去年オフでしたっけ。

あと印象的だったのが、HTBのFFFFFという番組のインタビューで
武田勝が藤井のこと「野球選手であれだけ不摂生な選手は珍しい」
と言っていました。つい、2~3週間前の放送だったかと思いますよ。
選手間でも、藤井=不摂生というイメージが浸透してるんですね。
by まっち (2009-12-06 08:52) 

まっち

こんなのもあります。
いやはや、藤井伝説はいくらでもありますね(^^;

http://www.geocities.co.jp/Technopolis-Mars/4883/hujii.htm
by まっち (2009-12-06 09:06) 

銀狼

>shinさん
nice!頂きまして、ありがとうございます(^^)
by 銀狼 (2009-12-07 01:08) 

銀狼

>まっちさん
コメントありがとうございます(^^)

添付して頂いたアドレスの件は、有名な話ですね~。
私もまっちさんと同じように、
Fs選手のブログは一通り閲覧しておりますが、藤井のはもう読みません。
代わりに、さっそく移籍の木田のブログを読んでおります(^^
by 銀狼 (2009-12-07 01:12) 

通り

これ訂正したほうがいいのでは?

本当は、日ハムは藤井を解雇するつもりだった
それを球団が気をまわして、FA宣言をするという形にしてくれたわけです

こういう事情なので、日ハムが引き止めないのは当然ですし、
藤井の 「向上心を持って成長したいからFA」というのも口裏を合わせるための発言で、ナルシストな気持ちからの発言ではないと思いますが
by 通り (2013-04-28 12:10) 

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