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MY SWEET MEMORIES <私的 松田聖子楽曲レビュー その35> [松田聖子 楽曲レビュー]

料理は全く苦手ですが、洗い物は苦にならない銀狼でございます^^v


ご飯作ってくれる方いたら、私が洗い物しますよ~(笑)

あ、決して洗い物が「得意」とは言ってないですからね~
苦にならないだけです(笑)


やっぱり私は作る人よりも食べる専門の方が向いているみたい^^;






さ~て、今回は長くなりそうなので、早速本題の方へ。。。



記事のタイトルを見て「あれ?この前聖子の事書いたばっかりだべや」
って思われている方もいらっしゃる事でしょうか。

NEWアルバムが発売となったので、すぐにネタにしたかったんですよ~^^;

でも、いつもの聖子ネタらしくない内容になりそうです




まずは驚愕の(大袈裟?笑)ジャケットをご覧下さい!










聖子NEWアルバム01.jpg

初回限定盤A



聖子NEWアルバム02.jpg

初回限定盤B




聖子NEWアルバム03.jpg

通常盤



『A Girl in the Wonder Land』

2013年6月5日発売





いやぁ、全盛期でもなかった水着姿のジャケットでございますよ;^_^A

先行でジャケ写が発表された時は、さすがの私も二度見したくらいで(笑)



ちょっぴり嬉しいような、なんまら複雑なような・・・

まぁ、これ以上はあえてコメントはしませんが(笑)



ただ、タイトルには堂々と「Girl」が入るわ、水着で出ちゃうわで
とにかく「参りました」としか言いようがなくて・・・^^;







そして、もう一つ


初回限定盤2種類って・・・(汗)

ユニバーサルもソニー並みに我々ファンの懐を漁るようになってきたな(苦笑)





何だかんだと初っ端から色々書いちゃいましたが、
要はアルバムの中身が問題なわけですよ。


これがしっかりしていれば、それでもう十分満足なんです。



今回のNEWアルバムでは、先行でシングルカットされた「LuLu!!」ではCHARAが、
更には久保田利伸の参加も事前に発表されていたため
我々ファンとしてはなんまら期待大でございました^^


CHARAや久保田以外にも?・・・

なんて雰囲気も感じていたものですから
久々に”表現者”に徹した聖子がどんな曲を唄うのかが、もう楽しみで楽しみで。。。^^♪



で、収録されている楽曲を確認してみたところ

CHARAが2曲(シングル曲含む)

久保田が1曲

・・・

・・・

・・・


あとは、いつも通りのセルフ曲のオンパレード




「あれ?あれれれ?」



ちょっと拍子抜け。。。

こちらが勝手に期待し過ぎちゃったのかなぁ~





ま、こうなると内容は想像通りとなるわけです。

セルフプロデュースに乗り出して以来、ずっと変わらない”聖子クオリティ”




聖子が書く詞のパターンは50代に入ってからも変わらず

「愛」「夢」「ときめき」「あなたが好きよ」

この辺りのキーワードを使って前向きな感じにまとめあげれば出来上がり。




そして、メロディーやアレンジは聖子お気に入りの”偉大なるイエスマン”小倉良




全盛期にたっぷりと松本隆氏の世界観を感じ、
松本氏繋がりで様々な一流アーティストが手掛けたメロディーを感じていた身としては
何とも物足りなさを憶えてしまうのです。。。





私のみならず、長年の聖子ファンの間でずっと言われ続けているにも拘わらず
やはりセルフフプロデュースに拘る聖子

現在のありのままを素直に受け入れようと思いながら、
今回はちょっと期待感が大きかっただけに、ついまた言ってしまった。。。






ですが、ある意味で文句を言っても仕方のない事なのかな、と感じている私もいるのです。


全盛期のような売れ行きは期待できない状況の中で
豪華な作家陣など起用出来るわけもなく、セルフが手っ取り早いというのもあるでしょう。


そして、ここからは私の勝手な推論になるのですが・・・









聖子本人が心から信頼出来る人が今は皆無なんだろうと思うのです。





皆さんご存じの通り、
18歳でデビューして以来、順風満帆な歌手生活を歩んできた聖子

ですが、デビュー当初からバッシングの嵐であった事も皆さんも憶えていらっしゃる事でしょう。



「ぶりっ子」だの「嘘泣き」だの言われてきた10代

郷ひろみとの破局・神田正輝との結婚から始まって、色んな話題を振りまき
スキャンダルの女王扱いを受け続けてきた20代以降



強かな女性・強い女性の代表格のように言われておりますが、
その流れの中で本人も相当傷つき痛めつけられてきた事も事実でしょう。


先日にも記事に致しましたが、育ての親である故・相澤会長の元を自ら離れていった事もあり、
親身になって守ってくれる人もいない状況の中、信じるのは自分だけになってしまったのかと。。。
ちらほら噂レベルでは聞きますが、周りの人の色んな裏切りも受けたようですし。。。







で、結局行きつくところは、全てを自分一人でやるしかないわけで。


事務所運営を母親に任せ、所属タレントは自分と娘の2人だけ

周りのスタッフも多分聖子の意見を素直に聞いてくれる人ばかりなのかと。



自らを「鎖国」状態に置く事こそが
芸能界という荒波を乗り越えていく術なのだと思い込んでいるとしか
私には思えないのです。





でも



でもなぁ・・・




そろそろ、その「鎖国」を解いてもいいのかなぁと思うんだけどなぁ。。。




相澤会長は生前に「もう一度聖子とアルバムを作りたい」って言ってたそうです。

聖子の全盛期を一番近くで見ていた立場として、
もう一度本当の輝きを取り戻して欲しいと願っていたのでしょう。





残念ながら会長は亡くなられてしまったけど、

その思いに応えるべく、開かれた「松田聖子」になって欲しいなぁと。





昨年には、今の聖子クオリティを受け入れようと決めた私ですが、
恩師・相澤会長が亡くなったタイミングでNEWアルバムを聴き、再び

「セルフに拘る現状を打破して欲しい」


強くそう思うようになってきました。





今まで見続けてきた景色を変える事で
更に成長した松田聖子を感じる事が出来る気が・・・


それは、単に私の思い過ごしなのかなぁ。。。


聖子はどう思うんだろうか?・・・









最後にアルバムの中から1曲ご紹介します。

久保田利伸が作曲した「白い月」を。

やはり久保田の仕上げたメロディーは流石です!







相変わらず、なかなか時間に余裕が出来ない状況が続いております。
記事の更新や皆さんのところへのご訪問もまちまちになったり、コメント返しも出来ておりません。
もうちょっとで少し落ち着くかとは思うのですが、それまでの間コメント返しを控えさせて頂きます事を何卒ご了承下さいませ<(__)>
コメント欄は開けておきますので、好きに書いちゃって下さい^^
好きにと言っても、あくまでも公序良俗に反しない程度でお願い致します(笑)



ついでに独り言も

サッカー日本代表W杯進出おめでとう~!^^
仕事の都合で後半戦しか観られませんでしたが、本田が決めてくれてホッと一息です^^
根っから野球好きの私もすっかり俄かサッカーファンに(爆)

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MY SWEET MEMORIES <私的 松田聖子楽曲レビュー その34> [松田聖子 楽曲レビュー]

※5月24日追記アリ


21日は銚子方面へドライブ商用に行って参りました銀狼でございます^^


こんな天気のいい日に一人で運転・・・
となれば、もちろん定番の一人カラオケでしょう!

ってなわけで、車内で思いっきり唄っておりました^^v


で、商用も終わり、会社へ戻る車中で
ふとバックミラー越しに後ろのクルマを見たところ・・・

随分と派手に飾ったクルマの中で、
若いニーチャンがデカイ口を開けて唄いまくっている様子(笑)



『あぁ、俺も他の人からは、こんな滑稽に見えているんだろうなぁ^^;』

なんて感じたものですから・・・




帰りの道では、存分に唄ってやりましたよ!(爆)

誰がどう感じようが、俺の好きにさせろ~って開き直ってました^^;
ちょいとドタバタしていてストレスも溜まりまくっているものですから・・・


でも、誰がどこで見ているか判りませんから
皆さんも車内で唄う時はおとなしめに致しましょうね~(笑)
って、皆が車内で一人カラオケするわけじゃないですね^^;





さてさて、そんなお天気の良かった日

色々とイラっとする事もあるのですが、私にとっては楽しみな日でもありました^^



少し前にどこかでチラッと触れましたが、
我が永遠の歌姫・松田聖子のNEWシングルを手に出来る日だったのです^^♪



LuLu!! 初回限定盤.jpg
初回限定盤のジャケット


LuLu!! 通常盤.jpg
通常盤のジャケット


『LuLu!!』

2013年5月22日発売
私は例の如く予約してフラゲ致しました^^





今回最大の注目は何と言っても、作曲をこの人が担当した事です。。。



CHARA.jpg

御存知CHARAですね^^

CHARAと言われてもピンとこない・・・
という方は、この動画をちょっとご覧下さい




CHARAの曲は聴いた事がないという方でも、
このCMはご覧になった方も多いのではないでしょうか?
俳優の浅野忠信の前妻であった事で御存知の方もいらっしゃるかと。。。


ただ、最初にこの話を聞いた時は正直なところピンとこなくて。。。

聖子とCHARAの接点が全く思いつかなくて^^;


『何でそうなったんだべ?』
なんて思っていたのですが、どうやら以前から聖子の楽曲のファンであったCHARAが
以前 聖子のコンサートを訪れた際に「曲を書かせて欲しい」と直訴したとか。。。
裏側でどういう動きがあったとかは、詮索しません(笑)



歌詞の方は、聖子の自作なのですが
今回は珍しくフランス語を織り交ぜるという手法に。。。

こりゃまたどうして?という疑問が。



先にCHARAからメロディーを貰い受けて、それに歌詞をつけたようですが、
最初にメロディーを聴いた時に聖子の中には「フランスな感じ(本人談)」が浮かんだようで。。。

可愛らしくてPOPでフレンチな感じが・・・

というところから、フランス語を織り交ぜてきた模様です。

LuLuというのはフランス語で「私の可愛い子」って意味があるとか。。。
NONNONさん、本当にそうなんでしょうか?




ちょいとここで、先行で流されているPVの一部をご覧下さい。。。





ん~。。。

頑張ってます!(笑)

CDジャケットといい、久々の振り付けといい
51歳になった今でもアイドル路線ど真ん中を突っ走ろうという意気込みが感じられます;^_^A


まだ私自身も聴き込んでいるわけではないので、ちゃんとしたレビューは書けないのですが、
完全自作でないというだけで、期待感を持ってしまっている自分がおりまして・・・^^;
セルフプロデュースに関して、すっかり悪い先入観が(汗)


CHARAが聖子に書いた作品は
春から初夏にかけての季節感溢れるPOPで軽やかなメロディー

そして、バリバリのアイドルポップスって感じが。。。

CHARAがイメージしたのは、
やはり「アイドル」松田聖子ってことなのかなぁと。


竹内まりやに書いてもらった「特別な恋人」の時は、
歳相応って事を強く意識した大人の女性のポップスという感じを受けたのですが、
CHARAはあえて今までのイメージから逃げずに
メルヘンチックなメロディーでど真ん中に直球を投げ込んできた感じが致します。



聖子とCHARAの初コラボ

どんな評価となるのか・・・

ファンとしても楽しみなところでありますね。。。^^


最後に音質が悪いですが、
mp3で録音したモノをお聴き下さい♪





本当は聖子ネタをもう一つ書きたかったのですが、時間の関係上断念
どうせ6月初旬にアルバムが出るので、その時にでも書きますかぁ。。。
あ、次回更新もまた遅れる可能性アリです(汗)

追記です。。。


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MY SWEET MEMORIES <私的 松田聖子楽曲レビュー その33~デビュー33周年> [松田聖子 楽曲レビュー]

せっかくの日曜日だったのに、ずっと部屋に閉じこもりっきりだった銀狼でございます^^;

だって、なまら寒いんだも~ん(>_<)


桜も咲き誇って「もう完璧に春だねぇ」なんて思っていた矢先なのに、
これじゃあすっかり冬に逆戻りじゃないっすか。。。

暦も4月になるのにねぇ。。。




ってなわけで、2013年もあっという間に4月に突入!

毎年ここでも書いておりますが、
4月1日は私にとっては大切な日なのであります。





聖子デビュー33周年01.jpg


我が永遠の歌姫 松田聖子がデビューした日が4月1日

2013年でデビュー33周年を迎える事となりました^^



聖子のデビュー30周年を機に、この楽曲レビューコーナーを始めたわけですが、
それももう丸3年となるわけです。。。


33周年の日に狙ったわけではないですが、レビューも第33弾目となりました^^
大の長嶋信者としては3並びはメデタイ!
聖子とは全く関係ないですが^^;



そんな今回は、いつもとはちょっと違ったモノをお送りしてみようかと思います。


まずは、こちらの画像を。。。



news_large_matsudaseiko_bobjames.jpg


殆どスッピン状態の聖子が何やら外国人のおじいさんと仲良さげなツーショットを。


もうお判りの方も多いことでしょうか。

聖子とツーショットを決めているおじいさんは、
ジャズ・フュージョン界の大御所であるボブ・ジェームス!^^

自らもプレイヤーとして活躍すると共に、数々のミュージシャンのプロデューサーとしても活動
'80年と・86年と二度もグラミー賞も獲得している超大物なのです。



でも、全く接点がないような二人が何故このようなツーショットとなったのか?




きっかけは東日本大震災でした。。。



2年前のあの忌まわしい出来事・・・

大の親日家としても知られるボブ・ジェームスはその凄惨な様子を見て心を痛め、
「自分に何かできる事はないのか」と思い、即行動に移したのであります。


震災後半年経った9月に自らも来日して岩手・大船渡にて開催された「いわてジャズ2011」に参加。

地元のアマチュアバンド「サンド・バイパーズ」とのセッションも行ったり、
震災復興ソングとして『Put Our Hearts Together』を書きおろして発表するなど
音楽を通しての復興支援活動を精力的に行ってくれました。



この様子はNHKでも放映されたので、ご覧になっている方も多いかと思いますが、
我が歌姫である聖子もその様子をテレビで観ていたそうです。

前述のサンド・バイパーズの方々の震災時からの話を聞いて涙するボブさんの姿に感銘を受けた聖子

ボブ・ジェームス01.jpg



この話をNHKにしたところ、
ちょうどボブさんの方でも『Put Our Hearts Together』のヴォーカルヴァージョンを作って
日本人の唄い手を探していた最中との話が出てきて、
奇跡のコラボレーションが実現する事となったのです。


まず、手始めに昨年9月にボブさんのユニットである『FOUR PLAY』のアルバム「Espirit De Four」にて
ゲストヴォーカリストとして聖子が参加。

その後、同月に行われた「東京JAZZ 2012」においてもゲストヴォーカリストとして
歌声を披露したわけです。

聖子&ボブ01.jpg

耳の肥えたジャズマニア達を前に唄うというのは、流石の聖子も初めての経験。
きっと最初はアウェー感も強かったと思うのですが、どうやら好評を頂いたようで
ファンとしてもホッと一息;^_^A



そして、翌月10月に岩手・大船渡で行われた「Put Our Hearts Together コンサートin 大船渡」にも出演


聖子&ボブ02.jpg



私もこの様子はテレビで観ておりまして、
ファン目線で観ていたせいはあるのでしょうが、なまら感動させてもらいました。

全盛期に比べればすっかり枯れてしまった感のある歌声。

高音のところも辛そうですし、ファルセットも多用するようになりましたが、
その声質と曲調に合わせた抑えめの唄い方が曲の良さを引き立たせくれます。



この曲を初めて聴いた時、
私としては「この路線だよ。コレで行って欲しいなぁ」という思いが自然と湧いてきました。

ここ数年は殆どがセルフプロデュースでのバラード調の曲を好んで唄っている聖子ですが、
こういったジャズ路線もアリなのではないか?と感じるようになってきました。

もちろん、ちゃんとジャズをやり続けている方からすれば、まだまだといった部分は多いでしょうが、
ポップスとジャズの融合とでもいうような路線を聖子が創り上げていくのもいいんじゃないかと。。。




思えば、30年前の秋に聖子は「SWEET MEMORIES」という曲を与えてもらい、
新たな可能性を見出したのであります。

当時はまだ21歳という若さゆえ、唄いこなすのに難儀したとも思いますが、
30年経った今でも違和感なく唄える曲として、すっかり聖子の代表曲となった1曲。


聖子自身が大好きな前向きな内容のポップスを唄い続けるのもいいでしょうが、
「SWEET MEMORIES」で見出すことができた路線を改めてしっかりと歩んでみて欲しいなぁと。。。



今まで聖子の作品には抵抗感があった方も多い事でしょうが、
こうした路線では新たなファン層の拡大にも繋がっていくようにも思うのです。




ここで、大船渡で唄った際の様子をご覧頂きたいと思います。

YoutubeにUPされた方はテレビに写る映像をそのまま録画したようですが、
唯一UPされている貴重な動画です。

ちょっと音量が小さいのですが・・・




もう1曲 ボブ・ジェームスの伴奏で唄う「SWEET MEMORIES」も。。。^^







現在の聖子の歌を聴きつつ、ちょっと昔の話題も。。。

別に聖子のデビュー33周年記念というわけではないのですが、
先日、商用で神保町を訪れた際、古本屋に立ち寄り思わず手にしたモノが。


聖子コンサートパンフ01.jpg


聖子のかつてのコンサートパンフです。

右が'85年、左が'87年のモノ。

ちなみに中はこんな感じで。。。

聖子コンサートパンフ03.jpg

聖子コンサートパンフ02.jpg



私は以前どこかで書きましたが、全盛期の時の聖子のコンサートには全て行っておりました。
そして、コンサートに行けば当たり前の如くパンフを購入するわけです。

なのに、この2冊を持っていなかった。

買い忘れたわけではありません。


この時の聖子は、もう札幌でコンサートを開かなくなってしまっておりました(涙)
私の記憶では'84年が最後かと。。。



東京・大阪・名古屋・広島・仙台、そして生まれ故郷の福岡

こうした大都市圏のみでのツアーになってしまいました。

コンサートプロデューサーとして、あの伊集院静さんが携わるようになって以来、
そのような形でツアーが行われるようになったのです。

この時は、札幌という田舎で暮らしている事を恨んだと同時に
悲しい思いでいっぱいでした。




その後再び、ディナーショーなどで札幌に来るようにはなったのですが、
私自身の事情で行く事もままならず・・・

ようやく昨年、横浜にて20数年ぶりに聖子のコンサートを観る事ができました^^



今更その時のコンサートパンフを買ったところで何もあるわけではないのですが、
コレを古本屋で見かけた途端に思わずレジに持っていっちゃったんですよねぇ^^;
結構安かったし(笑)
これだから神保町って何度行っても楽しいんだよなぁ~^^




動画の曲を聴いたり、昔のパンフを眺めながら
今日4月1日は、じっくりと聖子の33年の歩みを自分の中で振り返ってみる日に致します。。。^^


聖子デビュー33周年02.jpg





あ!そういえば肝心な事を書き忘れておりました!


大阪在住の阪神ファンの方へ

4月2日の阪神の本拠地開幕戦(と言っても高校野球の関係で京セラドームですが)
大変な事がありますよ~^^


何と我が歌姫の松田聖子が始球式を務めるそうです!!!

しかし、何でまた阪神の始球式に?・・・

地元のソフトバンクの試合っていうなら、まだ判るんだけどなぁ。。。



でも、生まれて初めて真剣に阪神の試合を観に行きたいと思ってしまいました^^;



大谷の活躍で開幕から盛り上がったFsですが、その後は西武に連敗・・・^^;
おまけに甲子園でも我が北海道代表の北照高校が敗退・・・orz
でも、よくやったぞ!北照高校の諸君!

久々の中1日更新はシンドイなぁ^^;
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MY SWEET MEMORIES <私的 松田聖子楽曲レビュー その32~2013生誕祭編> [松田聖子 楽曲レビュー]

※3月10日23時26分 追記有

このところの陽気に汗だくになっている銀狼でございます^^;

地元の札幌であれば「初夏」と言ってもいいくらいの気温ですからねぇ。
でも、また寒さが戻ってくるとの予報もあるらしいですが・・・




さて、今回はさっさと本題に移ります!


前回の最後にこっそりと「忙しくても意地でも更新しなければならない」と宣言致しましたが、
既にお察しの方も何名かいらっしゃるようですね・・・^^;





本日 3月10日は我が永遠の歌姫である松田聖子の誕生日!^^☆

今年2013年で御年51歳となるわけです。


img_553545_61564041_5.jpg


薄化粧の状態で、この姿はスゴイなぁと思ったりも。。。^^

12052001-fujifilm-astalift3.jpg



来月1日でデビュー満33周年を迎える聖子

18歳でアイドルとしてデビューを果たし、
51歳になる今でも、アイドルである前提を崩さない姿には
もう感服するばかりです。。。


聖子と同じ時代を共にし、同じくアイドルと呼ばれた人達は
皆が「元アイドルと呼ばれる事を受け入れていく中で、聖子だけは現役バリバリの状況に。


確かに巷の若い衆の中には
「50越えてアイドルとか言われるのがキモイ」なんていう輩もいるようですが、
聖子本人も我々ファンも、もう多少の批判には慣れっこなわけで(苦笑)
批判しているあなた達も、自分が追いかけているアイドルと共に歳を重ねた時に、この思いが判ることでしょう


まぁ、好きに言って下さい。

松田聖子という存在を嫌いでも結構です。

バッシングを浴びるのは、それだけ注目度が高い証拠ですから^^v
デビューした時から「ぶりっ子」だの何だのって、ファンも含めて批判も多く浴びてきましたし^^;




で、この51回目の誕生日を迎えるにあたって、
どんなに歳を重ねても「やっぱり聖子はアイドルなんだなぁ」と感じさせられた曲を
ピックアップしたいと思います^^



yazima_seiko.jpg




『アイドルみたいに歌わせて』

2010年4月21日

作詞:エンドウサツヲ 作曲:DJ OZMA


とんねるず&DJ OZMAの企画ユニットである「矢島美容室」に
フィーチャリングされる形で出したシングル。

これは皆さんも、まだ記憶に新しい事でしょうか^^




まず、私が感心したのが・・・

DJ OZMAって意外とヤルよね、って事でした。



正直なところ氣志團やDJ OZMAの楽曲には、強い興味を惹かれなかった私。

矢島美容室の結成が発表された時も全く期待もしていなかったのですが・・・


しかし、矢島としての1stシングルである
「ニホンノミカタ-ネバダカラキマシタ-」を聴いて、ちょっと衝撃を受けたのです。

それまではチャラい曲のイメージしかなかったOZMA(綾小路翔)ですが、
この曲に関しては、70年代のソウルミュージックの香りが上手く表現されているではありませんか。

香りを表現というよりも、OZMA自身のその音楽へのオマージュのようなものを
しっかりと感じる事が出来る1曲だと私は感じさせられたのです。



そして、今度はOZMA自身もファンだと公言している松田聖子をユニットに加え、
どのような曲に仕上げてくるかと興味を持っていたのですが。。。

これがまた、私的には想像以上に良い出来栄えではないかと思うわけですよ^^


やはりOZMA自身のアイドルポップスへのオマージュもあるのでしょうが、
「企画ユニットだから、こんな感じでいいんじゃね?」的なモノではなく
正統派アイドルポップスを真剣に堂々と作り込んできた感があるように思うのです。

DJ OZMAの懐の広さというか、引き出しの多さを改めて感じさせられましたねぇ^^




そして、この楽曲に参加する事となった聖子は・・・

これがまた、ハマっているわけですよ!



普通、50歳近くになれば
如何にもアイドル然としたヒラヒラの衣装に身を包み、
ブリブリの振り付けなんかさせられたに日には、嫌がるのも当然だと思うのですが、
そんな事を感じさせないどころか、ノリノリで参加しておりましたね^^


本人も自らで口にこそしませんが、
歳を重ねていっても、現在進行形のアイドルである事を肯定しているからこそ
この思い切った事が出来たのだろうと、私は勝手に思っているのです。

更にはバリバリのアイドル姿を楽しむ余裕すら感じさせてくれますし、
曲の中では聖子が唄う部分は決して多くはないのですが、
聖子が唄い出すと後ろの3名は完全に霞むくらいの存在感が・・・^^;

「矢島美容室featuringプリンセスセイコ」ではなく
「プリンセスセイコと矢島美容室」といった方がいいのでは?
なんて感じたのは、あまりにも聖子ファン目線過ぎかもしれませんが・・・^^;




聖子51歳の誕生日を迎えた今日、

改めて聖子が”永遠のアイドル”である事を感じてみたいと思います。。。


ニコ動のコメントは右下の「・・・」をクリックすると消えます




*******************************************


そして・・・今回も書きます。

WBCのコーナー!(いつ、そんなの出来た?笑)



私が不安視していたvs台湾戦ですが、
苦闘の末に何とか勝ち進んでくれました~^^


vs台湾03.jpg



私が前からスタメンで使えと言い続けてきた井端

大一番での初スタメンで見事に仕事人ぶりを見せつけてくれました!^^

vs台湾02.jpg


山本浩二監督も言っておりましたが、あの場面であの一打が打てるとは・・・

古臭い表現ですが、神様仏様井端様と呼びたい気分です!



そして、最後決めてくれたのは、ウチのヤンチャ坊主!

vs台湾01.jpg


他のバッターの時と違って、
中田翔が打席に立つと、私が吐きそうになるくらい緊張します(爆)

もう、ちょっとした「親」の気分です^^;


とにかく仕事を果たしてくれて良かった。。。

爪痕を残す事が出来て良かった。。。


後は、こうなったら何とか一発が観たい!^^




おっと、もう一つ触れておかなければならない事が!

vs台湾04.jpg

誰もが驚いた鳥谷の盗塁!
野球界のセオリーでいけば負けている状況での9回2死からの盗塁は
考えられないのですが、まさに一発勝負の国際試合ならではの大博打でした。

サインを出したベンチも凄いし、決めた鳥谷もスゴイ!^^

他にも牧田のファインプレーも素晴らしかったし、
不振の稲葉も猛打賞、主砲・阿部もタイムリーを打ち復活を果たしてくれました^^

とにかく良かったぁ!^^



今度戦うオランダは、
日本球界で2年連続HR王のバレンティン(ヤクルト)と
MLBでHR王を獲得しているA・ジョーンズ(今季から楽天)という
大砲2門がおります。

優勝候補キューバを撃破してノリにノっている感じもありますが、
投手力では台湾を下回るような気もするので、
打線が上向きになってきている侍JAPANであれば、大いに期待できるでしょう!


さぁ!今日はまたテレビの前で応援宜しくお願い致します!^^

サラッとしか触れてませんが、
正直この台湾戦は私の野球観戦歴の中でも3本の指に入るくらい興奮しました;^_^A
喉が枯れてしまったくらいで・・・(汗)


<追記>

侍JAPAN大爆勝で決勝トーナメント進出決定~!^^


いやぁ、今までの話は何だったの?
って言いたくなるような試合でしたねぇ^^;


前回の台湾戦に続いて、鳥谷が大きな仕事をしてくれました!^^

vsオランダ08.jpg

WBC本戦初ヒットが何と先頭打者HR!

これで勢いに乗ってくれました。

ソフトバンクコンビが続きます!

vsオランダ02.jpg

松田・内川の一発で試合の主導権を握り、
その後、ウチの稲葉・糸井も一発を放ってコールドに向けて爆進!
あ、糸井はもうウチの選手じゃなかった(涙)


トドメは坂本満塁弾!!!

vsオランダ01.jpg


投げては、マエケンがこれ以上ないくらい完璧な投球!

2013年侍のエースと言ってもいいでしょう!

vsオランダ07.jpg


勢いに乗ってきたオランダもこの状況には、
素直に参りました・・・という感じでしょうか^^

vsオランダ06.jpg
試合前にバレンティンが同じヤクルトの相川に挨拶しているところで、謝っているわけではありません^^;


1位・2位順位決定戦が残っておりますが、一先ずアメリカ行きが無事に決まりました^^

決勝トーナメントでは、こんな展開にはならないとは思いますが、
とにもかくにも心配の種だった打線が活発になってきたのは良い事です!

”真の”オールJAPANとして、アメリカで大暴れしてもらいませう!^^


まずは、侍JAPANアメリカ行きを祝って乾杯!^^

侍JAPANに乾杯!.jpg






この記事の翌日は・・・

あの日から2年となります。

あえて特別な事は書きません。

とにかく、あの出来事を忘れることなく、日々自分達が出来る事をやっていくのみです。
ここぞとばかりに特別番組を組むマスコミも、だったら普段から何か取り上げたらどうだ?
そんなふうに感じるのは私だけでしょうか・・・

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MY SWEET MEMORIES <私的 松田聖子楽曲レビュー その31> [松田聖子 楽曲レビュー]

無事に千葉県への移住を済ませた銀狼でございます^^
前回の記事では、お気遣いのコメントを多数頂きありがとうございました^^


しかし、自室の整理もままならない中で会社の移転作業中でございまして・・・;^_^A
おかげ様で業務多忙により人出不足(汗) 社長以下手の空いている人間で引っ越ししております(汗)

なかなか落ち着く暇がありません(涙)


金曜日から会社の移転作業が始まったのですが、
ある程度社内の片付が済んだ夕方頃の事・・・

我が社の社長がいきなりある事を言い出しました。



「今日で川崎・溝の口も最後になるから飲みに行くか!」


え~っ!?(@_@)


明日は朝から力仕事っすよ?
前夜に飲んだくれてて大丈夫なの?・・・


と心の中で思いつつも、嫌いじゃないんで結局飲みに行きました(爆)


少しはセーブしようと思っていた私

ジョッキ2杯を飲み干した後、すぐにハイボールに切り替え 調整に入ったのですが、
勢いついちゃったみたいで、上司が飲んでいたワインをご一緒させて頂く事に。。。^^;

結局一人1本空けるはめに(汗)

「ちょっとヤバいかなぁ」と思ったので、またハイボールに戻したのですが、時すでに遅し・・・


朝から動きまわっていた事もあってか、酔いの回るのが早い事^^;
ハイボールも5~6杯飲んでたからなぁ^^;

帰りの電車では、ずっと朦朧としておりました(汗)
もちろん、翌日朝は二日酔い(爆)

私と上司2名は、朝の時点では使いものになりませんでした;^_^A






さて、そんな状況であるにも拘わらず、記事更新はちゃっかりしちゃいます!^^;

まぁ、ホントは前回の記事で挙げる予定だったモノなので、
既に本文は書き上げていたのですが。。。





本題は・・・

前回チラッと触れました、
2013年1発目の聖子ネタでございます~;^_^A


今年もこのテーマは、どのネタよりもクドさ全開でお送りしちゃいますが、
呆れられても構いませんので、無理にでもお付き合い下さい(爆)








4月でデビュー33周年を迎える聖子

その間ずっと追い続けてきた私ですので、
そりゃあもうシングルからアルバムから、たくさん聴いてきたわけですが、
いまだに私自身の中で評価がハッキリ出来ていないアルバムが1枚あるのです。。。




Citron.jpg


『Citron』

1998年5月11日発売

聖子15枚目のオリジナルアルバムとなった1枚です。



このアルバムは、長年のファンにとって重要な事柄が2つあります。

①このアルバムを最後に、松本隆が聖子のプロデュースから離れる。

②サウンドプロデュースにデビッド・フォスターを迎えた。

この2点です。



色んな意味で、聖子本人にとっても大きな分岐点となったアルバムではありますが、
私自身いまだに「好き」「嫌い」の評価が出来ずにおります。

発売から25年経った今でも、自分の中で消化しきれていないような気がしているのです。

なぜ消化しきれていないのか?・・・

それが上記の2点から来るものなのです。






松本隆との「別れ」・・・

3rdアルバム『Silhouette』にて初めて作詞家として参加して以来、
ずっと総合プロデューサー的立場で聖子の黄金期を支え続けてきた彼。

歌詞を読むだけで映画の1シーンが浮かび上がってくるような松本隆ならではの世界観を通して、
聖子の表現力が年々成長していくのを、我々ファンは楽しませて頂いておりました。




しかし、

10thアルバム「Windy Shadow」(1984年12月8日発売)を発表した辺りから、
その松本隆にも疲れが見え始めていた感じも受けるのです。

松本隆自身が「松田聖子プロジェクトは常にNo.1でなければならない」として
先頭に立ち続けていた事による疲弊感なのでしょうか。

11thアルバム「9th WAVE」では、松本隆はプロデュースこそ行っていたものの、全作作詞から外れております。




その後、聖子自身も結婚・出産などがあり、しばしの休養期間が。

松本隆自身も、ちょうどいいタイミングで一度リセット出来る事となったではないかと
勝手に思っていたのですが・・・




復帰後の聖子は、当時は全く事例がなかった
「結婚・出産を経てきたアイドル」という新たな価値観を生み出すと共に、
「大人の女性シンガー」としての存在感も求められる事に。

聖子自身も大変だった事でしょうが、
松本隆も一度リセットこそ出来たものの、新たなテーマに取り組むにあたっては
相当な苦労があったのだろうと私は勝手に推測しております。



そんな中で、松本隆が描きたい聖子像と聖子本人が考えていた姿に
徐々に開きが出てき始めたわけです。。。



その状況の中で作られた「Citron」というアルバム


多分、この時点で松本隆は聖子との「別れ」を決めていたのでは?・・・
と思わせられるような内容が多いのです。

シングルカットされた「Marrakech~マラケッシュ~」よりも有名な曲となっている
「抱いて・・・」は不倫の末に相手の子供を身ごもる女性を描いたモノ。




私も初めて聴いた時は衝撃が走った1曲

「聖子にここまで唄わせたか」と。。。

あくまでも「アイドル」というカテゴリーで見た場合には、
考えもつかなかった歌詞の内容に、長年の男性ファンはちょっと引いてしまった方もいるでしょうか。

ただ、この曲にて女性のファン層を拡大したのも事実ですが。。。



でも、聖子自身は自作の曲でも判る通り「前向きで元気になれる」曲を好む志向が。

もしかすると、松本隆は聖子本人の志向を判っていた上で、この曲を書いたのだとしたら・・・





そして7曲目に収録されている「続・赤いスイートピー」

題名からも判る通り、あの「赤スイ」の続編として書きおろした曲なのですが、
歌詞の内容は「赤スイ」で描かれたカップルが別れてしまった後のモノ。





他にもファンの間で評価の高いアルバムラストに収録されている「林檎酒の日々」や
アルバムの1曲目となっている「Blue」においても、テーマは「別れ」となっていたり、
他にも不倫などをテーマにした曲ばかりが並ぶ構成。


それまでの聖子にはあり得なかった世界観

「悲哀」「愛憎」といったアイドルとしてはタブーともいえる世界観を表現させる事で、
聖子のステージを更に上げていきたいという思いもあったでしょうし、
その新しい世界観を与える事で「最後の」仕事としよう。。。
そういう気持ちも感じられるように、私は思えてならないのです。

「別れ」というキーワードが多いため、私がそう勝手に考えているだけかも知れませんが・・・







そして、今度はデビッド・フォスターとの「出会い」・・・


80年代中期より海外志向が強くなった聖子。

それを更に加速させたのは、間違いなくデビッド・フォスターとの遭遇だったと思うのです。

既に世界的音楽プロデューサーとして名を馳せていた大物との出会いも、
当時のアイドルとしては異例の事だったでしょう。

このアルバムが発売される3年前に出した12thアルバム「SOUND OF MY HEART」では、
フィル・ラモーンをサウンドプロデュースに迎えた経験があったため、
海外の大物プロデューサーの参加はこれが二度目でした。

洋楽ファンの方からしてみれば「デビッド・フォスターにフィル・ラモーンだと!?」
という印象をお持ちの事でしょう。



とにかく凄い事ではあるのですが、ファンの立場でありながらハッキリ言っちゃえば
彼らが「聖子のプロデュースを是非させてくれ!」というはずもないわけで・・・

今でこそ評価の高い聖子の英語能力も、
当時はまだ発音自体が危ういモノでしたから、乗り気になれるわけもないでしょう。


でも、彼らも超一流のプロですから、
一度引き受けた仕事はしっかり全うしようという思いで臨んでくれたと思っております。



フィル・ラモーンのプロデュースでは、
聖子の声やキャラクターを上手に引き出そうという意図が垣間見えました。

ですが、デビッド・フォスターは、
あくまでも自分の世界に松田聖子という存在を引き入れる手法をとったように感じます。



それまでの聖子の作品に関しては、
松本隆が書いた詞に対して、作曲家が曲を付け、更にアレンジが加えられるという形でした。

あくまでも松本隆が聖子のイメージを考えて書いた詞ありきだったわけです。



しかし、「Citron」ではデビッド・フォスターの曲ありきとなっておりました。

提示された曲に対して、松本隆が詞をつけていく。
更には、デビッド・フォスターが用意した曲は「松田聖子のために」書き下ろしたモノではなかった
という説も聞いた事があります。

今まで書きためていた曲のストックの中から、
聖子に合いそうなモノをピックアップさせて作品を仕立て上げたとも。。。

だからこそ、松本隆にしては珍しく字余りならぬ「音余り」の部分が多いのだと思うのです。
ex.「抱いて・・・」の出だし「♪何度も~ 別れ~を~」のように一文字の音が妙に長い事が多い。



「Citron」というアルバムは、松田聖子の世界観を描いたモノではなく、
デビッド・フォスターの世界観に聖子が合わせる形となった作品。

それが、私の中では評価をハッキリと出しきれていない大きな要素でもあります。





では、「Citron」は悪いアルバムなのか?・・・
というと、そうではないと思っております。

聖子にとっては、必要不可欠であったモノだと思うのです。


アルバムの収録時、デビッド・フォスターはかなり激しい歌唱指導を
聖子に行ったと言われております。
彼女独特のしゃくるような唄い方を抑えさせる等・・・

そして、あまり聖子の好みではなかったはずの
「悲哀」「愛憎」などといった感情を表現させた松本隆の詞。


この作品を作り上げる苦労を乗り越えたからこそ、
33年に渡って唄い続けられてきたのだろうと私は思うのです。




松本隆のとの「別れ」

デビッド・フォスターとの「出会い」


この「Citron」が発売されてから25年経った今でも、
聖子とその二人との関係性に変化はありません。

松本隆とは1999年に「永遠の少女」というアルバムで、
一度「復縁」を果たそうとしたものの、その後の関係は断ち切れたまま。

しかし、デビッド・フォスターとは今でもコンタクトを取り合う仲であり、
2010年にフォスターが日本で行ったライブにも聖子がシークレットゲストとして出演もしております。
だからといって、フォスターがプロデュースを行うという話が持ち上がるわけではないですが・・・



関係の持ち方に違いこそあれど、
松田聖子を作り上げた存在として、2人は大きなモノである事は間違いありませんし、
「Citron」での経験は聖子がアーティストとしての一つの殻を破るきっかけになった事も事実です。


でも、取り組む時のそれぞれの”思い”がチグハグな感じを受けてしまうので、
いまだに素直に受け入れられない自分がおります。

もっとライトに考えればいい事なのでしょうが・・・^^;



もし、

もしも、

今現在のこの3名が心から望んで手を取り合い、作品を作ったとしたら・・・


可能性としては まずあり得ない事でしょうが、その「もしも」が起こったとしたら、
私自身も改めて「Citron」の評価をしっかり出せるような気がするのです。。。




そういえば・・・


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MY SWEET MEMORIES <私的 松田聖子楽曲レビュー その30> [松田聖子 楽曲レビュー]

本日(12日)、一足先に総選挙の投票を済ませて参りました銀狼でございます。

いやぁ、悩みました。

ギリギリまで悩みました。

ってか、投票してしまった後ですが、
「あの党に あの人に 入れて本当に良かったのか?・・・」
と心の中がモヤモヤしていたりも。。。

こんなにスッキリしない選挙は初めてですねぇ^^;


それにしても驚いたのは、不在者投票・期日前投票を行う方がなまら多かった事!

私と同じように遠方の選挙区への不在者投票を行う方は本当に多かったですねぇ。
まさか列に並ぶ事になるとは思いませんでした^^;
選挙管理委員会の方々もあまりの多さに右往左往してましたし^^;


年末の慌ただしい最中に国民は時間を割いて投票に行ってるのですから、
その事を政治家の方々には、よ~く肝に銘じて頂きたいものです。。。







さてさて、せっかく投票に行ってもスッキリしないもので、
今回は聖子ネタを書き殴ってスッキリしてみる事に致します^^
今年最後の聖子ネタになるかな。。。

またしても、お越し頂いた皆さんを置いてけぼりにしちゃう内容となりますが、
何卒お許し下さいませ~^^;





聖子のデビュー30周年を機に始めた「MY SWEET MEMORIES」シリーズも
早いもので第30弾目を迎える事に。。。
作家編などの番外編を入れるともっとあるのですが^^;

この区切りにピックアップした曲がこちらです。。。







ハートのイアリング.jpg

『ハートのイアリング』

1984年11月1日発売

作詞:松本隆/作曲:Holland Rose/編曲:大村雅朗


聖子の第19枚目のシングルとなったこの作品

なぜ、この曲を区切りの30弾目に取り上げたかと言うと
この方が絡んでいるからなんですよねぇ。。。^^




元春.jpg


この場で聖子の事ばかり書いてばかりいる私ですが、
私自身が多感な時期に聖子と同じくらい大切にしていたアーティストであるのが佐野元春

佐野元春を取り上げた記事→http://ginrou-enr34.blog.so-net.ne.jp/2010-10-18

上記のリンク記事でも書いたのですが、
私自身の青春のバイブルとしているのが元春なのです。

その元春が聖子の曲を書く事になったわけですから、
私にとっては、これ以上ないくらいの喜びだったわけで^^♪



「Holland Rose」というペンネームを使って、ついに聖子作品に参加した元春
当時、元春がやっていたラジオ番組にて、「ホール&オーツ」の発音が「ホーランドローズ」と聞こえたリスナーから
「ホーランドローズの曲を・・・」とリクエストが届いたのがきっかけで、このペンネームがついたのは有名な話ですね^^
でも、当初は「ん?オランダのバラ?」って思ってました(苦笑)


ファンとしては、なまら楽しみにしていたわけですが、
当の元春は相当なプレッシャーがあったようでして・・・

これまた以前に取り上げた記事からなのですが、
NHKで放映されていた「佐野元春のソングライターズ」における松本隆との対談にて
その時のやりとりを語っておりました。

ソングライターズの件を取り上げた記事→http://ginrou-enr34.blog.so-net.ne.jp/2010-04-1


松本隆に呼び出された元春

そこで元春が松本隆に言われた言葉は・・・

「松田聖子プロジェクトは常にナンバー1でなければならないんだ」

だそうでして・・・^^;



こんな事言われたら、元春でなくてもそりゃプレッシャーかかるわねぇ(苦笑)
だから、この作品では「佐野元春」としてではなく「Holland Rose」として書いたんでしょう。。。

で、元春はそれまでの聖子のシングル作品を全て聴いたそうです。
本人曰く、作曲家として貢献したいから真面目に取り組んだと。

また、元春自身がナンバー1ヒット作を生み出していなかったのに、
そんな自分が作れるのだろうか?・・・という不安もあったそうで。。。



そんな元春は、考えた末に一つのキーワードを導き出したのであります。


“ブルース”


今までの聖子のシングル曲に何が欠けているのか?・・・

と考えた結果がブルースだったそうですが、

音楽に疎い私としては、
「ん~、この曲のどこがブルースなんだろ?」としか思えなくて・・・^^;

元春的には、ブルースの要素 ”翳り”のようなものを
彼なりのメロディで表現したかったと番組では申しておりました。

フムフム・・・
そう言われてみれば、なんとなく判るような気も。。。
いや、発売から28年経った今でも、ちゃんとは理解出来ておりません(汗)

まぁ、ここまで書いている内容は「ソングライターズ」が放映されて以来
元春ファン・聖子ファンの間ではすっかり有名になりましたので、ご存じの方も多いことでしょうね。



『ハートのイアリング』という曲は、失恋がテーマの曲

この作品の4作前『瞳はダイヤモンド』にて
シングル曲としては初めて失恋ソングを唄った聖子でしたが、
『瞳は~』は、詞の内容もメロディもなまらウエットな印象が強い作品でした。

大好きな彼氏と別れるのが、ただただ悲しい・・・
そんな心情を切々と唄い上げる内容だったわけです。


それに対して『ハートの~』は同じ失恋ソングでも、ちょっと趣が異なります。

他に好きな子が出来たっぽい彼氏に対して、
「私だって他にも声かけられるんだから!」と思わせぶりな態度をちらつかせる女性。

でも、それは全くのウソ

本当は別れたくないのに、素直になれないだけ

という複雑な心情を唄い上げた内容となっているのです。



歌詞を噛みしめて聴くと、相変わらず松本隆が書く詞の世界観は素晴らしいなぁと感じさせられます。

彼が書く詞は単なる「歌詞」ではなくて短編の「ストーリー」

聴きながらその情景が映像化されて、自分の脳内に一瞬にして浮かび上がってきます。



そして、そこに元春が”ブルース” ”翳り”のエッセンスをちょっと加えてみる。

力強くもあり、切なさも感じさせる

また、冬の季節感もしっかりと滲み出てきて。。。

歌詞に描かれている女性の複雑な心情を元春らしいメロディでまとめ上げております。



売れ行き的には、当時の聖子としては今一つだった作品なのですが、
(レコード売上が久々に40万枚を切ったのです。それでも十分に売れてますが^^;)
作品の完成度的には、私的にはトップクラスの出来栄えでは?と思っているくらいですね。




しかし、改めて思うのですが
聖子とナイヤガラ系のサウンドの相性はなまら抜群だなぁと。

であれば、やはり山下達郎にもお出まし頂きたいところなんですがねぇ。。。

せっかく、奥様の竹内まりやとの接点が出来たんですから、
これを是非とも生かしてほしいところなんですが・・・


そう感じている聖子ファンは少なくないはず。。。


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しっかし、台風に見舞われた後のような髪型が・・・^^;





ちなみに、私の転居先もほぼ確定致しました^^
都内ではなく千葉県在住になります。
新小岩からちょっとだけ先の駅の辺りに。詳しい地名が知りたい方は直接お問い合わせ下さい(笑)
1月中には引っ越ししなくちゃ・・・(汗)


週末はちょっと慌ただしくなるため、皆様のところへのご訪問がnice!押し逃げになってしまう事が多いかと思われます。
何卒ご了承下さいませ。。。
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MY SWEET MEMORIES <私的 松田聖子楽曲レビュー その29> [松田聖子 楽曲レビュー]

世間では3連休の方が多いようですが、
日曜以外はごく普通に仕事に勤しんでいる銀狼でございます(涙)
おまけに、ちょっと体調も芳しくないし(涙)

23日は勤労感謝の日という事でしたが、
私にとっては「勤労させて頂ける事に感謝する日」だったようです・・・;^_^A



そんな時は、得意の聖子ネタを書き殴って憂さを晴らす事にしましょうか~(苦笑)

今回は、聖子の楽曲レビューとしておりますが、
ちょっといつもとは違った形でお届けしてみようかと思います。




テーマは「ラジオ」


色んなメディアが発達した現代

私がガキんちょだった頃と言えば、情報の収集はテレビ・ラジオ・新聞・雑誌等だったわけですが、
今ではネットの発達によって、情報収集手段の在り方も変わってきたように感じます。


ウチの子供達の過ごし方を見ていても、ラジオに触れている姿を見る事が殆どありません。

ネットを見るか、せいぜいテレビで・・・といったところでしょうか。

音楽を聴きたければウォークマンで聴くし、
スマホヤDSなどでゲームをして過ごす時間の方が圧倒的に多いようです。


私が彼らと同じ年代だった頃と言えば、
ひたすらラジオに齧りついていたんだけどなぁ。。。
と言いつつ、今では私もラジオを聴いている事が少なくなってきましたが・・・


特に、お気に入りのタレント・アーティストがDJをやっている番組をチェックして、
その時間になると自分の部屋に籠って、一語一句聴き漏らすまい!なんて勢いで聴いておりました^^

北海道の田舎者ですので、場合によっては関東圏内でしか放送していない番組等になると
必死にチューニングを合わせて、ラジオのアンテナをあちこちに振りまわしながら
雑音混じりの声を楽しんでいたものです。。。



そんな中、中1の終わり頃からの私は
やはり聖子の声を聴きたくて、彼女の番組を網羅すべく必死にラジオにかじりついておりました^^


無題8.jpg


今では、多くのタレント・アーティストがブログやツイッターなどで
彼らの生の声を文字として発信するようになりましたが、
30数年前ともなれば、生の声を受け取る手段はラジオのみ。

テレビでは感じられない、素のキャラクターが感じられる貴重なメディアがラジオ。

ブログやツイッターでも、どんな事を思い感じているかを受け取る事は出来るのですが、
ラジオのように本人の生声を通して感じられるのは、ファンにとってはたまらないんですよね^^



以前からも何度かここで書いておりますが、
私が松田聖子ファンとなったきっかけは、あるラジオ番組でした。


60年代の後半から80年代前半まで、
ニッポン放送で長い間人気を博した番組であった「ザ・パンチ・パンチ・パンチ」

「平凡パンチ」(現在は廃刊)で知られる平凡出版がスポンサーとなっていた番組で、
複数の女性パーソナリティがちょっとHな話題なども絡めながら展開していく
男の子向けの内容でした^^


私も小学校高学年辺りから聴き始めていたのですが、
そんな中、1980年の初めに衝撃的な出会いを果たす事になります。


番組の新パーソナリティである3人娘の中の一人が聖子でした。


前年末よりテレビドラマにチョイ役で出演してはおりましたが、
まだ歌手デビュー前であったため、全くの無名の存在であった聖子。

私も最初は特に意識する事もなく聴いていたのですが、
次第に聖子の”声”の虜になっていったのです。。。





30数年前の内容を改めて聴くと、こちらが気恥ずかしくなってしまいますが^^;
この番組によって、今現在に至るまで聖子ファンであり続けている私でございます。。。



その後、歌手デビューを果たし、
飛ぶ鳥を落とす勢いでトップアイドルとなった聖子。

人気者となった事で、ラジオの世界で自分の冠番組を多く持っておりました。


「ピンクのスニーカー」 文化放送 1980年1月~12月

「SONY NIGHT SQUARE 松田聖子 夢で逢えたら」 ニッポン放送 1981年4月~1983年3月

「ひとつぶの青春」 FM東京 1982年4月~1983年3月

「愛にくちづけ」 ニッポン放送 1983年10月~1985年3月

※wikipedia参照


結婚休業が決まって以降からは、聖子の冠番組がなくなってしまいましたが、
中学~高校の多感な時期に聴いていた聖子の生の声は、今でも私の良き思い出となっております。

世間では「ぶりっ子」と揶揄されていた聖子のキャラクターでしたが、
ラジオから感じられる聖子の”姿”は、それとはまったく異なったモノでした。


制作スタッフやファンから、ちょっと意地悪でキワドイ話題を振られても、
嫌がる事無くハキハキと答えていたり、
可笑しい時には思いっきり手を叩きながら「ガハハハハ~」と大声で笑うなど
”素”の聖子の姿を存分に楽しませてもらいました。


そして、番組の内容もさることながら、
我々ファンの中で心に残っているのは、番組の主題歌というのもあります。


もちろん、歌手である聖子の番組ですから主題歌も本人の楽曲なのは当たり前でして。。。


その中で、私が特にお気に入りの楽曲を2曲ご紹介してみます。




最初は「SONY NIGHT SQUARE 松田聖子 夢で逢えたら」の主題歌となっていた
『Only My Love』という曲を。。。

聖子の2ndアルバムである「North Wind」('80年12月1日発売)のB面1曲目に収録されていたこの曲。


聖子 North Wind.jpg


作詞/三浦徳子 作曲/小田裕一郎 編曲/信田かずお という
デビュー当時の黄金メンバーでつくられた作品でした。

本人もなまらお気に入りの1曲だったこともあり、
当時はコンサートのラストやアンコールで唄われる事が多く、
ファンとしても特別な思い入れを抱いていた曲です。


もちろん、私自身も今でも聖子作品の中では5本の指に入るほど好きな曲となっております。

この曲を耳にする度に、当時のコンサートの様子やラジオから聴こえてきた聖子の声が
思いだされるような感じが致します。。。

本人の調子が悪い時の動画ですが、私自身の思い出もあるため、あえてこの動画を載せます。
札幌で唄った時の動画なもので。。。
ニコ動のコメントは右下の「・・・」をクリックすると表示されなくなります。


<追記>
あれ?動画の直接リンク出来なかったみたい^^;
改めて違うのも載せます^^;
上のリンク先にも興味がある方は行ってみて下さい。。。





そして、もう1曲

今度は、「ひとつぶの青春」の主題歌となっていた『HAPPY SUNDAY』という曲です。


これは、この番組の主題歌として作られた曲で、
シングルカットやオリジナルアルバムなどにも収録されておらず、
企画アルバムの数枚に収録されているだけという、非常に珍しい曲なのです。

作詞/松本隆 作曲/財津和夫 編曲/大村雅朗 という豪華メンバーが
わざわざレコード化されない曲のために書き下ろしたという隠れた名曲となっております^^

また、本人が公に唄う事も殆どなかったはずでして、
一度は本人の生歌を聴いてみたいなぁ、ともずっと思っております。。。




「ひとつぶの青春」は日曜日の午後に放送されていた番組だったので、
この曲を聴くと、高校生の頃の日曜の午後に戻ったような気分に。。。^^
自宅に帰れば、当時の番組を録音したテープがまだ残っておりますが^^;
そのことに触れた記事⇒http://ginrou-enr34.blog.so-net.ne.jp/2010-06-10




こうして、昔の聖子の事を思い出すのもいいんですが、
またどこかの局でラジオのレギュラー番組やってくんないかなぁ~(願)

いくつになっても、憧れの人の生の声を聴き続けていたいものなんですよ。。。^^




<独り言>
毎日のように、テレビのニュースでどじょう総理や出戻りお坊っちゃま総裁とタレント弁護士&暴走老人の
誹謗中傷合戦ばかり見させられているけど・・・
それに合流合流と煩いし・・・(呆)
我々国民は、そういうのはどうでもいいわけで、ちゃんと詳しく政策を語ってくれよなぁ。。。
マスゴミも、そういう事をもっと取り上げろよ!(怒)
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MY SWEET MEMORIES <私的 松田聖子レビュー その28> [松田聖子 楽曲レビュー]

週明け早々から、どうもスッキリしない銀狼でございます。。。


我がFsの日本シリーズ出場で思い切り盛り上がっている反面、
ちょっと仕事の面ではストレスが溜まり気味なわけで・・・
これは、またカラオケで発散しなければ!(爆)


野球ネタ連発の合間で、今回は聖子ネタにしようと思ったわけですが、
どうもそういう精神状態のせいなのか、
せっかくの聖子ネタにも拘わらず、ちょっと毒っ気のある内容になりそうです・・・^^;




今までこの場で何度か触れさせて頂きましたが、長年に渡って聖子ファンであり続けた私の中で、
90年代は聖子の暗黒時代というか黒歴史といった印象を持っております。


そんな中で、この作品は私が一番頭を抱えたモノでした。。。



かこわれて、愛jing.jpg

『かこわれて、愛jing』

1993年11月10日発売

作詞:栗尾直樹・小倉良/作曲:小倉良/編曲:小倉良


聖子36枚目のシングルとなったこの曲は、
松田聖子名義ではなく、”覆面演歌歌手”であるMatsuyakko(マツヤッコ)名義として発売されました。
一応”覆面”って事だったけど、ジャケ写といい歌声といい、一発で聖子だと丸判りです(苦笑)


ん?演歌?・・・


そうです。聖子の歴史の中で唯一演歌としてリリースしたのが、
この『かこわれて、愛jing』なのです。
ちなみに愛jingは愛人と読んで下さい

80年代~90年代にかけて、深夜帯のワイドショーとして人気を博した
テレビ朝日の「トゥナイト」のエンディングテーマとして採用された作品でもあります。



実は、私 このシングルCDを所有しておりません。
シングルCDって表現も懐かしいモノに・・・

この作品のリリースを知った時から、買う気が起きませんでした。
正直なところ「聖子さんよぉ、あんたは一体どこへ行こうとしているのさ?」
って気持ちにしかなれず、落胆していた事を昨日の事のように憶えております。

私と同じような思いを持っていたファンの方も多かったのか、この作品は1万枚程度のセールスにしか至らず。
聖子シングル作品の中でも、最も売れてないモノになってしまっております。




'80年にデビュー以来、あっという間にスターダムに登り詰めた後、
'89年には所属事務所から独立し、自分の道を歩き出した聖子。

セルフプロデュースにて意欲的に作品を送りだすも、
これといったカラーを見いだせないまま時が過ぎるばかり。
でも、シングルもアルバムもそれなりに売れてはいたんですが・・・

夢であった全米進出に関しても、決して大成功とは言えない結果に。


年齢が30代となって、”大人の女性”を強く意識し過ぎたのか
ビジュアル面でも「これからご出勤ですか?(苦笑)」的な雰囲気がムンムン。

この作品と同年にリリースした『大切なあなた』のPVでは、
大胆な入浴シーンやキスシーンなどが話題となったのですが、
私としては「大人の女性のイメージって、そういう事なの?」と
不快感を強く抱かざるを得ませんでした。


そんな最中に出てきたのが「コレ」では・・・


ハッキリ言って、この時は聖子ファンを本気で辞めようと思った事もあったくらいでして・・・


一応、曲は聴いてはみたものの、薄っぺらいという印象しか感じませんでした。

演歌というよりもムード歌謡といった趣きの曲は、
本人やスタッフ的には「お遊び」のつもりだったのかもしれませんが、
私的には「ここまで堕ちたか・・・」としか感じられず。。。



でも、今考えてみれば・・・

この作品を出した時の聖子はまだ31歳


私も40代半ばを過ぎて改めて思うのですが、
30代に入ったばかりの頃なんて、まだまだ「若造」というか「ひよっ子」なんですよね。

聖子自身、一時代を築いた存在であるとはいえ、
10代・20代と豪華で強固なスタッフ陣に恵まれていた時から打って変わって、
全てを自分で考え 自分で決めて動くとなると
経験値的にも年齢的にも、まだまだ青二才だったわけで・・・


そんな中で生みだされた、この作品


リリース当時は憤慨していた私も、
今となっては「あぁ、聖子も若気の至りって事もあるわねぇ」と思えるようになってきました^^

この歳になって、やっと「遊び心」を受け入れられるようになったわけです。



まぁ、聖子本人と共にファンも大人になったんですよ(笑)

30余年ファンをやってきていると、
色々と複雑な思いをさせられる事もあるんですよねぇ。。。




ちなみに、この作品は評判がよくなかったせいか、
数多くベストアルバムを出している聖子であっても、この作品が収録されているモノは
たった一つしかありません。(2010年にでた73枚組!(驚)のシングルコレクションのみ)

昨年の夏コンではファンのリクエストに応えて、久々に生声で唄ったりもしたようですが、
この作品に関しては、かなりのレア音源である事は間違いありません。


私も晴れて大人になったので(笑)、
改めて聴いてみる事にしますかねぇ。。。




当時のCM動画も。。。





****************************************

前回の記事にて、あしあとが40,000歩を越えました^^


40,000あしあと越え.jpg
ジャスト40,000の時をチェック出来ず・・・orz


どうやらキリ番を踏んで頂いたのは、「ぼんぼちぼちぼち」さんだったようです。

改めて、皆様のたくさんのご来訪に感謝申し上げます<(__)>
何年経っても拙い内容しか書けませんが、これからも宜しくお願い申し上げます。



<独り言>
次回更新は26日の予定です。
またしても、野球ネタになります;^_^A
だって、25日にドラフト会議があるんだも~ん!
岩手・花巻東の大谷クンがメジャー行きを表明して、ドラフト戦線が慌ただしくなってきましたしねぇ。。。

そして、我がFsと日本シリーズで戦う相手はGウサギに決まったようですね。
3連敗の後の3連勝って勢いがちょっとイヤだなぁ・・・^^;
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MY SWEET MEMORIES <私的 松田聖子レビュー 作家編③> [松田聖子 楽曲レビュー]

日曜日の朝、起床しようとしたところ
背中に痛みが走り 動けなくなって、なまら焦った銀狼でございます;^_^A

どうやら原因は首から来ているらしく・・・
頸椎ヘルニア!?とドキっとしましたが、そうではないようです。

とりあえずは坐骨神経痛と同じ治療法と薬で痛みがなくなって、ホッと一息。



まぁ、アラフィフとなってから色々と痛くなるところが増えてきたようで・・・^^;

気温も下がってきましたので、体調管理も大変になってくる季節となりますが、
皆様もくれぐれもお気をつけ下さいませ。。。






さて、週明け早々にそんな事に遭ってしまったので、
テンション上げるために、この方の話題でも取り上げるとしますかぁ。。。



アイドル遍歴 聖子.jpg

前回の記事で深く掘り下げなかったと思ったら、そういう事かい!
という声が聞こえてきそうですが・・・;^_^A

またかよ~と思いつつ、呆れながらお付き合い頂ければ幸いです^^;





今回は、いつもの楽曲レビューシリーズの特別版である<作家編>の第3弾をお送り致します。


作家編第1弾は、やはり聖子を語る上で絶対に外せない存在である
作詞家であり聖子全盛期のプロデューサー的立場でもあった松本隆を取り上げました。
http://ginrou-enr34.blog.so-net.ne.jp/2011-01-05


第2弾では、上記の松本隆ほど著名ではありませんでしたが、
松本氏以上に付き合いの深かった作曲家・アレンジャーであった故・大村雅朗さんを取り上げました。
http://ginrou-enr34.blog.so-net.ne.jp/2011-05-08




で、今回の第3弾では・・・

聖子との関わりがあった有名なアーティスト・作家には、
財津和夫にユーミン・・大瀧詠一・細野晴臣・佐野元春・尾崎亜美やデビッド・フォスター等々がおりますが、
こんな人達も実は聖子作品に携わっていたんですよ!
っていう方々をダイジェスト的にご紹介していこうかと思っております^^




まず最初は、こちらの方から。。。



杉真理.jpg


この画像を見て、すぐに判る人はあんまりいないかもしれませんね^^;

杉真理(まさみち)です。

シンガーソングライターとして、1970年代後半より活躍。
1982年には、グリコのCMソングに起用された「バカンスはいつも雨(レイン)」がヒットしました。

そのCM動画はコチラ↓




ただ、彼の存在を知らしめたのは、
同年3月にリリースされた「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」に参加したことでしょうか。

聖子との関わりができたのも、松本隆から大瀧詠一を経由しての事だと思われます。
CBSソニー絡みって事もあるんでしょうが・・・

杉真理は、大瀧詠一がサウンドプロデュースを行った聖子の4thアルバム「風立ちぬ」で
初めて聖子作品に参加したのですが、聖子の声や表現力に甚く惚れたと何かで語っており、
その後も何度となく、聖子のアルバムに楽曲提供を行っております。


そんな中で、私が一番のお気に入りは「風立ちぬ」に収録されている「雨のリゾート」

杉真理が影響を受けたアメリカンポップスといった趣きのメロディーが
聖子にバシッとハマっている気が致します。


それにしても、出だしの「もうワイパーもすねるほど雨なの」って表現は本当に秀逸だなぁと思ふ。。。


あ!ちなみにウィスキーのCMでお馴染の「ウィスキーがお好きでしょ」って曲も
杉真理の作曲なんですよ^^






さて、お次に紹介するのはこちらの方。。。


来生たかお.jpg

こちらは、ピンとくる方も多いことでしょう。

来生たかおです。


シンガーソングライターでありますが、
どちらかと言うとメロディメーカーとしての印象の方が強いでしょうか。

そりゃあそうですよね。
あの薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」や大橋純子の「シルエット・ロマンス」に
中森明菜の「スローモーション」「セカンド・ラブ」等々、数多くのヒット曲を手掛けてきた
80年代を代表するメロディメーカーといっても過言ではないでしょう。


しかし、歌い手としてデビューした当初('70年代後半)は、全然ヒット曲に恵まれなかった彼。

そんな状況の中で、一躍「来生たかお(というか来生姉弟)」の名前を世に知らしめたのが、
クルマのCMソングに起用されてヒットした、故しばたはつみさんの「マイ・ラグジュアリー・ナイト」でした。
確かマツダ・コスモのCMでしたよね。。。

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その後、自ら唄った「Goodbye Day」がヒット、シンガーとしても認知されるようになり、
前述の「セーラー服と機関銃(自ら「夢の途中」としてもリリース)」で
その地位を確立する事となるわけです。


聖子との接点が出来たのは、
彼がヒットメーカーとして飛ぶ鳥を落とす勢いとなっていた'82年の事。
聖子5thアルバム「Pineapple」にて3曲提供される事となりました。



この3曲が、どれも甲乙つけがたいほど秀逸な出来栄えなのであります!

アルバムのA面1曲目に入っている「P・R・E・S・E・N・T」は、
ファンの間でも非常に人気の高い1曲。

来生たかおと言えば、優しく穏やかな印象のメロディがすぐ浮かびますが、
「P・R・E・S・E・N・T」はちょっとPOPな要素を取り入れて、
当時の聖子らしいキャラクターを存分に表現する事が出来た作品となっております。

そして、A面3曲目収録されている「ひまわりの丘」とB面ラストに収録されている「SUNSET BEACH」は
来生たかおが得意とする感じのマイナー調のメロディで、
「P・R・E・S・E・N・T」とは違った聖子の表現力を上手く引きだしております。

どれか1曲を絞って載せようと思っていたのですが、どうしても絞れない・・・

え~い、全部載せちゃえ!(爆)


P・R・E・S・・E・N・T

大村さんのアレンジも流石だわぁ~


ひまわりの丘



SUNSET BEACH(本人歌唱動画)
ニコ動のコメントを消すのは、右下の「・・・」をクリックですよ!

考えてみたら、この動画前にも載せてた^^;


この後も、何度か聖子のアルバムに楽曲を提供してくれておりましたが、
私的に聖子のアルバムの中で一番の内容だと思っている「Pineapple」に収録された
この3曲をピックアップさせて頂きました。



いやぁ、本当はあと2名くらいご紹介するつもりでいたのですが、
書いているうちに、なんまら長くなりそうになってきたので、
今回はとりあえずこの御二方のみにしておきます・・・^^;


聖子の全盛期は、本当に数多くの有名・著名なアーティストの方々に携わって頂きましたが、
その中で、なぜこの御二方から挙げたのかというと、
私的に この御二方と聖子の相性がピッタリ合っているように感じているからです。
出来ればシングル曲も作って欲しかったなぁと思うくらいです。

聖子の特徴を本当によく把握しており、
その上で更なる可能性を引きだすような作品の提供をしてくれたと思うのであります。




思えば、当時の聖子のレコーディングは殆どが一発勝負でした。

殺人的スケジュールの中でのレコーディングは、だいたい夜中に行われる事が大半。
そして、聖子自身は歌詞やメロディをじっくり噛みしめる時間を与えられず、
レコーディングの直前に急いで憶えなければならないという事ばかりでした。

時間に限りがあるための一発勝負でもあったのでしょうが、
そこには、当時CBSソニーのプロデューサーとして拘わっていた若松氏の思惑もあったわけです。。。



何テイクも録るよりも、
聖子自身が歌詞やメロディを直感的に感じたままを表現させ、
それをそのまま録って出す。

極端に言えば、多少音が外れようが声がかすれようがお構いなし。

逆に、それがいい味を出し、聖子が作品に加えた色となって表れる。



聖子特有の感性を信じ、それを最大限に生かすレコーディングだったのでしょう。



作品を提供してくれた方々は、勿論そこまでの計算をして作ったわけではないのでしょうが、
そんな当時の聖子の状況と相まって、更に作品に深みが増したのではないかと
勝手に私は感じているのです。


って、完璧にファン目線故の意見でしかありませんよねぇ~^^;




いやぁ、それにしても
腰や背中の痛みが・・・とか言ってる割に、今回も怒涛の如く書き倒してしまった・・・;^_^A



このところ、ずっとビールに冷奴&キュウリが続いてたんですが、
さすがにここ数日は、それだと寒くなってきましたねぇ^^;
そろそろ温かいツマミにしないと。。。
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MY SWEET MEMORIES <私的 松田聖子レビュー その27> [松田聖子 楽曲レビュー]

本日からは通常勤務となる銀狼でございます^^;
更に暑くなるみたいで・・・ワイシャツ着たくないわぁ^^;



さて、この記事は8月16日0時UPとしておりますが、
書いているのは8月15日なわけです。


8月15日と言えば・・・


終戦記念日ですね。




46歳になったばかりの私ですので、もちろん私自身は戦争体験者ではありません。

ですが、私の母は昭和一ケタ(4年生まれ)の人間でありますので、
子供の頃から幾度となく、母から戦時中の様子を聞かされてきました。


戦争を体験してきた人の生々しい言葉を聞くにつけ、
”平和”の大切さ・尊さを願わずにはいられません。





終戦から67年の歳月が経ちましたが、
我が国の中でも、いまだにその時の苦しみを抱えながら生きていらっしゃる方がおります。

唯一の被爆国でありながら、昨年には再び「核」の恐ろしさを思い知ることとなりました。

国内情勢も政治家のだらしなさ故、先が見えない混沌とした状況が続いております。

また、外交面でも隣国が元首を始めとして、何かと騒がしくしております。



私のようなノーテンキ野郎がいるため、何となく”平和”な世の中のように感じられるのですが、
真の”平和”とは程遠いのが現実なのだと改めて思うわけです。




『おい、銀狼!そんな事を思っているなら、松田聖子の事なんか書いてる場合じゃないだろう!』

『ついこの前も聖子のこと書いたばかりだからいいだろう!』
本当は、自分の中で聖子のネタは月1回と決めているのですが・・・



などというお叱りの声が、なまらたくさん聞こえてきそうですが、
あまり堅苦しくなりすぎるのも、私らしくないないなぁとも思うので、
私 銀狼なりの表現で”平和”への願いを書かせて頂きたいと思う次第です。







もう少しばかりお付き合い頂ければ幸いです。。。


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